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カジノ・ロワイヤル

2001年01月25日

寒波の切れ間が突如やってきたのか、と思うほど暖かい日曜日でした。どういう理由からなのか、わたしはどうもW3改造作業にぜんぜん身がはいらないという、ヘンな状態にはまりこんでいました。それは、ゴールを目前に控えての、気紛れなのかも知れません。

よっこらしょ、と重い腰をあげて「フロントウインカーステーの造り込み」をやろうとして、グラインダの電源を入れたとたん、いきなり右手中指を削ってしまいました。こういった作業は、ノリノリかつ注意深いキモチでやらないと、やっぱり危険だよなあ・・・と思いつつ、さっさと傷口の手当てを済ませました。

怪我のせいもあって、ますますW3に向かう気持ちが無くなったので、唐突にエルシノアのフレームをちょちょいと加工しました。ほんまに思いつきだけで行動してます。体調も気分も、かなりブルーです。

アタマが ぼ〜っとしてきました。どうやら風邪をひいてしまったみたいでした。

こんな日曜もあるさ。こんな時は、罪滅ぼしの家庭サービスをしよう〜。

気を取り直して、わたしたち一家は、倉敷の市街地にある「妻と娘がひじょ〜にお気に入りのケーキ屋」まで出かけることにしました。実はこれも、W3の本番用エンジンオイルを品定めして調達するついでだったのですが。

さて、その帰り道にフト胸騒ぎがしました。それに誘われて、一家3人を乗せたグレイハウンド号は遠回りして、ある知人宅に乱入してみました〜。

「揃ってやって来るのは珍しいよねえ」

などと言われながら、お茶なぞを頂いておりますと、突発的ガレージセールが開催され・・・(ちょっと省略)

ちょうど手持ちの壱万円を支払うと、「それじゃあ悪いよ」とオマケも付けて貰う始末となりました。妻子連れでしかも妻の眼前での「バカパーツ購入」となりましたが、なんて強気なわたしなのでしょう〜。

妻 「車体の新規中古車調達禁止令を出したとたん、今度は部品購入に走りだしたか〜!」

今回のこのパーツ群について妻は、「妻のEJ」あるいは「誰の」号に使われるべくして、長い時間をかけて修理されて取り付けられるってことを ウスウス理解してくれてるんでしょう。

ガソリン一万円ぶんで1,000kmしか車で走れないこの昨今、部品一万円で一生楽しめるんですもんね(詭弁)。いちおう明細を書き出します。

  1. 床上浸水で沈んだW1S-A?中古シート スプリング一部欠
  2. 床上浸水で沈んだW1S-A未使用サイドカバー 新品(包紙付) 一部ちょいサビ(爆)

以上がオマケ「K1サイレンサ」

↑ これがメイン〜

K1・K2・W1(もちろん立ち技主体の格闘技でも、カラコロムの主峰のことでも、キング・タビーによるプロデュースのことでもない)のマフラーが、ここ10年来ず〜っと欲しくって、かねてから様々な方面のみなさんに 「これの状態がイイやつがあったらお願いしますね」と探し回っていたのですが、「あれは中が腐っているやつがほとんどだから、期待しないほうがイイよ〜」と、クレージーズの相談役さまをはじめ、いろいろな方から、「とにかく諦めなさい」というアドバイスをもらっておりました。

ついに ついに今日出てきました。ぷぷぷぷぷ。はや笑いが止まりません〜。ニタニタしながらステアリングウィールを握りしめ、自宅に向かいました。

家に着くなり、マフラーが未だ装着されていないW3に、K1のサイレンサをさっそく差し込んでみました。

リアホイルを取り付けていないので、よけい長く見えます。ちなみに下の「いかにも床上浸水を罹災したオブジェ」が、オマケシートです。

憧れのモナカマフラー(通称)を、これから使うことにあたって、わたしがさまざまなリスクを負うことは覚悟の上です。今回手に入れたものは、外部の腐れはまったく見受けられませんでしたが、右側のサイレンサを両手で持って軽く揺さぶると「がささっ」と小さな音がします。左側のほうからは、そういった音は聞こえないのは、まだ幸いでした。とりあえずの使用には問題のない範囲かも知れません。でも、このまま未対策のまま放置すると、いずれ完全に腐りますね。

そして両方ともに、多少のヘコミとメッキの割れ、そして緑青のポツポツとしたサビが見受けられます。早晩手術を施す必要に迫られそうです。対応策を考えてみましょう。

  1. 切開してもらう(プロに頼む)
  2. 溶接してあるディフューザを取り外してもらう(プロに頼む)
  3. 内部の掃除をする(ジブンでやる)
  4. ディフューザをボルトオン仕様に変更する(ジブンでやる)
  5. 板金する(ジブンでやる)
  6. 切開部を溶接してもらう(プロに頼む)
  7. 再メッキする(別のプロに頼む)

こんな感じでしょうか。またまた、むちゃくちゃロングタームな再生修理作業になりそうですが、これはこれで楽しみがまたヒトツ増えたのかも知れません。それでは並べてみましょう。

いちばん上のものが、今回の「モナカ」ですが、いちばん下の「大根」と比べたとき、全長については、ほとんど差がないことがわかります。それから画像中央のサイレンサは、普段W1S-Aに付けている「小島機業リプロ・W1S二点吊」です。比較のため取り外してみました・・・

と言うのは嘘で、W1S-AにK1サイレンサを取り付ける途中に撮影したものです。

W1Fには二点吊サイレンサを取り付けるステーが必ずありますので、W1S-Aにはあっさりとセットできました。W3FあるいはEJにこのサイレンサを付けようとするなら、取り付けステーの製作が必要になります。W3の場合なら、1箇所むりやり止めで対応できるかも知れませんが。

EJにコレをつけたら、けっこうエエ音がするのではなかろうか〜(根拠アリ)などと思ったりなんかしながら、W1S-Aのフュエルコックをオンにした。ティクラを使ってガソリンをカービュレターに送り込み、メインスイッチをオン。続いてスターターレバーを引いた。キックギアを合わせてペダルを踏むと 3回目で火が入った。

(このステレオタイプな言い回しのくどさはガマンしてください。)

「おぉ!これがわたしのW1S-Aなの?! なんだかまるで旧車みたいな音やなぁ!!」

ミーティングなどで出会った、ほかの方が所有されているK1の音を聞いたときに「ああ。エエかんじやなあ」と思うことがありましたが、幾多の苦難をやり過ごしたわが良きW1S-Aの、いつも聞き慣れたフリクション音と共に聞こえる排気音は、とにかく感じの良く奏でられていました。まさに癒し系の音と言ってよいでしょう。

ああ これがわたしが生まれたころの「大排気量車」のサウンドなんですね。まさに胎に響くような感じで、ちょうどセレクタをフロントにした古いテレキャスターをツインリバーヴに突っ込んだときのような、芯のある甘い音でした(例えベタ)。

もはや気分がブルーなのはどこかに吹っ飛んでいました。

そして じぶんが風邪気味なことさえ すでに忘れていました。

わたしは、クラッチレバーを握り、左足でシフトペダルをローにシフトしました。

そして エキゾーストノートを楽しむべく ややアクセルを開け気味で発進しました・・・  

が しかし・・・・・・

・・・・・この続きは「悪魔の辞典」<モナカの恐怖>をご覧下さい。

CASINO ROYALE / Burt Bacharach

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