
仕事が忙しい時期になってまいりました。ですけど、日曜日のほんのわずかな時間を使って、しのいでいこうと思ってます。
今日は、先週に引き続いてスポットでブラスト・バフがけなどをやりました。
まずは 一次ケースの潤滑油を抜いて、カバーを取り外しました。ここは、以前にクラッチ板の交換をやったときに、パッキンを新品にしましたが、このパッキン再利用のため、破らないように気を使いました。
無事にパッキンを摘出するのに成功しましたので、古新聞に挿みこんで、新品がメーカーから来たときの台紙を付けて、別室でキープ! 再利用に備えました。
ん〜
一次チェーンケースおよびケースの中は、前回にしっかり掃除をやったつもりだったのですが、底面部に やはり黒い澱が溜まっていました。前の掃除では、掻き落としきれなかった一次チェーン自体の汚れが、その沈殿物なのでしょう。
さっそく ハブラシと灯油とエンジンクリーナーで汚れを落としまして、エアブロー♪をしました。
〜W1EおよびW1M・W2Mについて 知らない方・まだ理解していない方・興味ない方のために(まあ 知らないままでも死にはしませんけど)
都合、3つの部屋に独立した系統で ダブワンはオイル潤滑されています。4ストのエンジンオイルは、かならずしも「1系統1種類」とは限りません。ご注意ください。
それから、タイミングギアケース・一次ケースに、それぞれブラスト&バフをしました。
文章にすると、たった一行ですが、所要時間は 準備と後片付けを含めて、3時間くらいかかりました〜。やれやれ。
では所定の場所に、それぞれのカバーを装着していきます。
ミッションのセパレートケースカバーに、キックアームを仮に取り付けました。アームを90度ほど下ろした角度で、セパレートケースにむけて挿入していきます。
「取り付け時には、ペダルをこじること」と、SM-3やらモトメンテ誌やら昔の別冊MC誌の記事には記載されていまして、かねてからわたしは「???」状態だったのですが、なるほどそういう構造と理由だったわけですね。
あ〜 やっぱし実行してみてよかったです。またヒトツ謎が解けた〜。
タイミングギアケースのカバーは、ビッグエンドのロックワッシャがいまいちアマイ感じがしましたので、クレージーズさんのリプロ品が届くまで、仮締めです。
一次ケースのカバーは、貫通しているシフトペダルシャフトを、ヒミツのオリジナル製作部品に交換するということで、これも仮締めしました。もはや ひみつはバレバレですが、このあたりが仕上がると、わたしのW3−A改はひとまずの完成となる予定です。
各ケースの固定は、すべてステンレスのキャップボルトを使いました。
古いボルト(プラス頭)のうち、使えそうなものは、再メッキしてやって、2台のW1S-Aのために使うつもりです。
じつは並行作業ということで、タンクの2色目の塗り分けも色入れをしました。
外気の気温が10度で、しかも風がほとんどない好条件が、ほんのわずかな間でしたが整いました。
この瞬間を待つべく、この日のここまでの作業は、ゴム手袋を装着してやっていました。
手袋を外したとき、わずかですが掌から灯油の臭いがしましたので、手を洗いました。塗装に油分は厳禁です。
くらげさんの証言「AR50の純正塗装に浮かぶ掌状の錆」事件を思い出しつつ、妻から伝授された「灯油の臭いを、手から取り去る秘術〜」を施しました。
廃食油 (テンプラを揚げたあとの食用油) あるいは新品の食用油を、大さじ2杯分くらい両手にとってよく揉み、タワシなどを併用してしっかり洗いましょう。そのあと台所用洗剤を使って、もういっぺん洗いましょう。さらに通常の石鹸で洗えば、あら不思議ー! ニオイも汚れも、ほぼ落ちてますー。
コレで、わたしの場合は問題ありません。がしか〜し。コレは個人の体質とか医学的見地 あるいは環境汚染などは考慮にいれておりませんので、自己責任でお試しください。
そしてさらに、両手を「シリコンオフ」で脱脂すると、わたしの掌はもう カサカサのぼろぼろです〜。
さっさと2度塗りしまして、またまた空中元素固定装置に安置しましたとさ。
さあさあ レストレーションのゴールが、ついに見え始めてきました。もちろん嬉しいですが、なんだかすこし寂しい気持ちもあったりするのが、自分でもおかしいです。
なにがおかしいかといいますと・・・
わたし、風俗刑事さんのあの頃の気持ちを ついに理解してしまったのです。
1999年6月ごろの「深夜インターネットダブワン塾」でのことでした。
風俗刑事さんは言いました。
「アイリー君(仮名)のW3はこれから楽しみだね。わたしのはもうレストアが終わっちゃって なんだか つまんないよ〜。」
あの頃のわたしは、プチ整備くらいは自分でしていましたが、よもやレストレーションを自分でやるなんてことを、想像したことはありませんでした。
なにも考えずにバリバリ乗るだけのほうが楽しいでしょうに・・・と そのときは思ったものです。
さて、いつの日かわたしのW1S-Aオーバーホールをジブンでやるための練習と銘打ってスタートしたW3再生ですが、みなさんからのアドバイスもあっての作業が進むにつれ、わたしの気持ちにも大きな変化が現れました。
「ジブンで直してバリバリ乗ってこそが、ダブワンを楽しむ方法なのだ!」
ふと古い写真を見つけました。これは未公開のはずです。
このコラム「彼のオートバイ2」も最終回まで、あと僅か。
わたし自身、プロでもなければ熟練しているわけでもなんでもないのですが、よくもここまで来ることができたものです。最後まで、気を抜かずにやっていきたいと思います。
昔、小学校の先生はわたしたちに、イイことを教えてくれました。
「家に戻るまでが遠足です!」
ブルータートルの夢 / Sting