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大きな自由

2001年01月06日

=バフ処理=

この前 シルクのパンク修理なんぞをやったりしていたときのことなのですが・・・・

ん〜?!これって ひょっとして???

修理が終わったリアホイールを あとは車体にもどすばかり・・・というトコロで またまたくだらないことを思いついてしまったのです。

いつもわたしは、ハンドドリルやらハンドグラインダ、あるいは双頭グラインダにバフを取り付けて、インチキ表面研磨をやっておりますが、かねてからモーターのトルク不足には不満を持っていました。

強く押し付けて磨こうとすると ウニョなんて音をたてて、あっさりとストップしてしまうのですが、それに辟易としまして、少々のことでは簡単には止まらない、強力なモーターが付いたバフマシーンが、ど〜しても欲しかったのです。ですが 100Vの電源で使えて、そこそこパワーがあるタイプのものを探そうとしたところ、どうやら最低でも3万円くらいするようです。ウイークエンド・インチキ・レストレーションごときに、その投資はあまりにキツイので新品購入は諦めることにしました。そして中古品を探していましたが、たいていは200V仕様。これでは電気工事の費用のほうで足が出ます。新品100Vの双頭モーターを買うお金が用意できるその日まで、ウチにある回転工具で、地道に戦うことにしていました。

さて、わたしのガラクタ入れには W系のものはもとより GB・SRX・CT・MTと、さまざまなポンコツ(ゴミ)が格納されておりますが 今日フト、わたしの目についたのは「SRX6のリアスプロケ&マウント」でした。

SRX6とシルクは、同じ520チェーンを使っています。長さはずいぶん違いますけど。

そしてアクセルシャフト直径は、同じでした。

ということは! つまりその、コレとコレとコレをうまく結合させて 車体に仕込むと・・・

最大20馬力の「バフモーター」の出来上がりか?!

(↑ マネしないでください。きっと危険です。)

このキックスターターマーク・リアブレーキコーションマークは、W1クレージーズさんのリプロなのですが、「作ったんだけど ぜんぜん出なくって 困っちゃってんだ〜。 はっはっは〜。」という、有名なエピソードがあったりするようです。

たしかにW3-Aにしか使われていない部品ゆえ、サバけないのも、なんだかうなずけるような気がします。いったいどんな数を、クレージーズさんがリプロなさったのかは存じませんが、まったくアタマが下がります。もう1ペアくらい、買っておこうかしらん。

さあさあ W3-A乗りの皆さん!! 雰囲気から察すると、このロットをサバいたら、追加生産はもう無いかもしれませんよ〜

(コレ以上は 書かんとこ・・・)

W1クレージーズ万歳!

というわけで、このアルミ製のマークを接着してしまったのちに、もしも磨こうとすると、プリント面もバフがけしてしまうハメになります。

やはりここできっちりバフしてみたいもんです。

= タンクのパテ盛 & サフ入れ造形作家活動  =

どうしてこんなに難渋したのか、わたしはそのあたりのいきさつを振り返ってみました。

原因その1
  • 耐水サンドペーパーの番手が粗すぎた。
  • ラッカーパテを削る段で、#320を使ってしまった。そのせいで削りすぎという愚行を繰り返してしまった。
原因その2
  • 研磨用の当て木の面が平滑ではなかった。
  • 10×8×3cmのコルクにサンドペーパーを巻きつけて、水研ぎした。
  • 削りすぎになった場所もあったし 不足している場所もあった。
  • 不足の修正をすると 別のところが削りすぎになったりもした。

出勤前にパテを盛る → 昼休みに自宅に戻って研磨&サフ → 夜に仕上りを見てガッカリする。。。

わたしは こんな感じで「地獄のループ」に叩き込まれました。

なんべんやっても うまくいきませんでした。原因は上に書いたとおりです。

インクリメントされるループカウントは、整数型で宣言していましたので、すわオーバーフローかと、焦燥感に包まれた生活を送っていました。

カウントが30を過ぎたころに、あわや無限かとさえ思われたループから、ようやく脱けられそうな気がしてきました。やれやれです。表面を撫でたときに指先から伝わる違和感が、無くなったときにゃ そりゃあ嬉しかったですよ〜。

その状態にようやくたどりついたので、全面にサフをもう一度入れました。

年末の平日の、しかも昼休みのうちの作業でした。

フュエルタンク・オイルタンク・サイドカバーの全面を#800の耐水サンドペーパーで馴らしました。表面に残留しているサフのカスを水で洗い落として水分を拭取りました。

シリコンオフをスプレーして 表面を脱脂しました。今回も例によって マジョーラとキャンディの塗り分けに再挑戦する予定なのですが、その両方の塗色にはそれぞれ指定色による下塗りが必要となっています。

マジョーラには、指定色の黒を下に塗れ、ということになっています。ですがその指定色のスプレーは定価で1,200円もするわりには量が少ないので こいつで二度塗りをするとなると 3本くらい必要だろうということは経験上、想像がつきました。そこで、カー用品量販でよく扱いのある「トヨタクラウン用に調色した黒(1本980円で量も多い)」を下地塗装のさらに下に使ってみることにしました。

特に、裏側の面についてはコレで十分だと思いますので オイルタンク・サイドカバーの裏側を先に吹いてしまいました。フュエルタンクのサイド部分だけには、キャンディ塗装を施すつもりですが、キャンディの下地には粒子の粗いメタリックを含んだシルバーが指定されています。これは、前回塗装したときの「修正騒ぎの頃」に購入したものを使いました。

缶スプレーのために、ヤカンを火にかけました。沸騰するまでの時間は タンクたちの表面を脱脂するのに当てたりするわけです。

半切ペットボトルで スプレー缶を湯煎するのはいつも通りのことです。そして実際の吹き付け作業は、あっと言う間に終わりました。

二日放置しました。それからフュエルタンクを再び マスキングすることにしました。

今回も、5mm幅のラインテープを使うことにしました。純正オリジナル塗装パターンと比べてわずかに幅が細いですが まあご愛嬌ということで こいつでいきます。誰かに何か言われてしまったら「シャープさを表現してみました」と返すことにしましょう。

塗り分けは、W3-Aのオリジナルパターンを模範にするという点で、前回とまったく同じ行動をとります。孫コピーが書き写されたトレーシングペーパーとカーボン用紙とで、しばし大格闘です。

それから タンクに写し取った線に沿って、例のラインマスキングテープを貼りこんでいきました。左右両面のつじつまをあわせることについては、ずいぶん苦労しました。左右の整合がなかなか取れないのです。

自分が乗っている時にキモチ悪くならないように、真上から見た場合だけは、キッチリと合わせるようにしました。

そういった作業をしながら、あらためて感じることがあります。

W1S-Aの あるいはW3-Aの塗り分けパターンは 今になってよ〜く考えると 奇抜というか過激というか ものすごく斬新な(当時)デザインなんだなあってことです。

Z1のタンクは、色が無くてもZ1のものだということが、その形状であるいは雰囲気で判断できるものですが W1S-A以降のタンクって 塗り分けた色が無かったら ”ヘ〜”みたいです(関西風)。当時のデザイナーさんにレスペクトしつつも、わたしなりの色変更でアレンジメントした外観を、今度こそ満足に仕上げてみたいものです。わくわく〜

ここから21世紀の作業です〜

セパレートケースから、二個のベアリングをハンマーで叩き抜きました。それからキレイに掃除しまして、一昨年にワンオフ製作してもらった冶具を使って、新しいベアリングを叩き込みました。

ミッションとセパレートケースを組み付けました。パッキンには例によって液体ガスケットを少々塗りつけました。内部で締め合わせるナットとボルトのアルミワッシャは全部新品にしました。

先日、このあたりをバラす際には、何にも考えずに分解してしまいましたが、今日ハメあわせるのには結構苦労しました。どうせこのあと、もう二度くらいは同じ作業をすることはわかってますし、そのときにはこの苦労は忘れてしまって、またイチから悩むだろうということも予想がつきますので、のちの作業のために、メモを残しておくことにします。

  • スプリングを掛けて チェンジドラムレバーを所定の場所(チェンジドラムレバー・ピン)にセット。まだサークリップは付けないでおく。
  • チェンジドラムのシャフトにワッシャをハメて、スプラインにホルダーを付ける。この時、シャフトとホルダーのそれぞれにあるポンチマークを一致させる。
  • チェンジドラムレバーを浮かせ気味にして、右に移動させる。チェンジドラムレバーとホルダーが噛合うのを確認して、チェンジドラムレバーにワッシャを付けて サークリップを掛ける

あとは適当にやっても大丈夫。この手順どおりにすれば、3分で組めました。

こんなのSM-3にも、他の文献にも、記載されてないもんなぁ。手順が見えてくるまで、二時間くらい唸りましたワ。やれやれ。

続けてタイミングギア関連の作業に突入しました。

といっても、ダイナモチェーンとタイミングギアのダンパーを新品に交換するだけなのですが・・・。

古いダンパーラバーはかなり硬化が進んでいましたので、必然的にダイナモチェーンの遊びが出ていました。

このテンションが気持ちいいです。

そして・・・

スイングアームの再塗装までやったところで、正月休みは終了しました。

この世に生きて30年 まだまだ遊び足りない俺がいる
からだにウイスキーぶちこめば 俺はご機嫌乾いた笑いにさよなら
今朝手紙がついた北の町から
悲しいことが重なって 今年は雪がにくいという
そんなおまえに 贈りたい歌がある
リズム&ブルース金色のバンダナ **の春
そして ゆっくりやってこい
大きな自由 Universal Freedom
いつか晴れた日 目覚めた朝に 血を越えて愛し合えたら
おお その日こそ楽しむのだ この世に生まれてきたことを


大きな自由(Universal Freedom) / 豊田勇造

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