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アトムの子

2000年12月10日

リターンパイプのお話〜続きです。

今回の改造構想を実現させるためには 上向きにボルトオンされているバンジョーを下向きに付けなおす必要がありました。

クラッチワイヤーさえ外してしまえば なんとか作業できると思ったのは わたしのシロウト考えだったようです。ムリにホースをこじってしまう格好になるため 肝心のホースを痛めてしまう怖れがでてきました。

あんまり気乗りしていませんでしたが 覚悟を決めました。

ミッションを分解しよう

ここのネジも よくもここまでと思うくらい固着していましたが ショックドライバと戦うことで なんとか緩めました。このネジもすべてステンキャップボルトに変更するつもりでおります。

バックステップ構想のため 取り外していたチェンジアームを装着しました。ギアを4速にシフトさせてから作業をするためです。

チェンジアームを再び取り外してから キックアームを操作して 45度くらい蹴り下げた場所にもっていきました。これでセパレートケースカバーを取り外す準備が整いました。

おら!

力任せで めりめりとひっぺがしました。

ミッションオイルが流出してきました。

総量が少ないので 周囲がオイルの海になることはないだろうと判断しまして 下に廃油受けを用意していました。

ケースの合わせ面を見ると 本来の赤茶色のパッキンでもなく 最近の青緑のものでもない グレー系のアスベスト製パッキンが使われていました。そして かなりしっかりと液体ガスケットが使われていました。

つまりこれまでに 少なくとも一度は手が入っていることになります。

いつごろ 何を修理したのでしょうか・・・・

問題のリターン側ユニオンボルトは まだまだ分解作業ができる状態になりません。

タバコを一服しました。

それから 廃油受けに手を入れて セパレートケースの開口部から排出されたオイルの色・感触などをチェックしてみました。ここのオイルはウチに来てからまだ交換してやっていません。

すくなくとも8年前に交換されたのが最後でしょうが このミッションにはあまりストレスがかからないと言われているとおりで粘度もしっかりしていましたし もともとそうだったのだろうと推察できる薄い褐色でした。

セパレートケースそのものに目をやると バンク時の潤滑に備えるためか オイル溜まりが準備されている構造になっていました。そこにも指を入れて 溜まったオイルを掻きとってみました。

うえ〜

ここにも銀色の微粒子をたっぷりと含んだヘドロが〜。

応急処置として ウエスで拭き取りました。そしてこのケースの分解作業に移りました。

ひとむかし前では メモを取りながらの作業でしたが 今や ややこしいメモは すべてデジタルカメラで撮影したデータに取って代わりました。時として 自分でも解読できない自筆の象形文字に悩むことは これからはもうありません。

レンズ部以外は サランラップで保護されたデジカメですが 十分イイ仕事をしてくれています。

その姿をお届けできないのが残念です。

カウンタギアを止めるボルトを緩めました。この作業のためだけに 4速にシフトさせていました。こいつさえ緩めば あとはカンタン。メモ画像を撮りながら ガンガンとばらしていきます。

めりめり

セパレートケースとギアボックスとの合わせ面は 赤茶のパッキンでシールされていました。

ここでセパレートケースは 洗浄油の浴槽にドボン。浴槽には キックアームとキックギアが取り外されたセパレートケースカバーが先客で待っていました。

ミッションのドレーンボルトを ここで開放しました。以前クランクケースでやったのと同様 灯油をスプレーして 内部洗浄です。

ドレーンから排出される洗浄油の色が ほぼ透明になってきました。一度ドレーンを閉めてから もう少し灯油を注ぎまして 今度はセパレートケースの掃除です。

またまたドキンちゃんの幼児用ハブラシ(=仕様済=)で 念入りにブラシしてみました。

そこそこには キレイになったのですが・・・・

どうも セパレートケースに圧入されているベアリング2個のうち カウンタギア用の動きが ほんのわずかですが渋い感じなのです。

わたしは 去年の夏の日を思い出しました。

メグちゃんと走ったときに気付いたのですが 彼女のSAのミッションからあきらかに異音が出ていました。その後すぐに彼女のSAは入院して早期治療に成功したそうです。

やっぱり交換しておくしかないようです。青緑パッキンなどは既に準備していましたが ベアリングの交換までは考えていませんでした。

やれやれ

今回は こちらがわのベアリングだけ 交換します。

本当は 向こう側も やっておく方がいいのでしょうが さすがに・・・・・

さて気を取り直しまして オイルラインの改造に着手します。

こいつが 問題の線状痕つきオイルリターンパイプです。

ストレスのかかっている部分は かつては弾力のあるゴムだったらしいですが すっかり硬化してしまっています。

両端を持って 軽く曲げてみました。ほんのわずかなストレスを加えた時点で 断裂しました。

いずれにせよ ここにクラックが入ってしまうのは 時間の問題だったようです。

ホースを切断するという罪悪感にかられていたわたしでしたが これでフンギリがつきました。

断裂ホースは バンジョーと その端3cmのホース部分を残して 切り取られました。

バンジョー端3cmのホースに ホースジョントアダプタを差しこみます。

こいつをホースバンドで固定すると リターン側オイル取り出し口の改造ができあがりです。

Deeeeepはらだはんのお力添えで わたしにプレゼントされた「ステンメッシュホース」を適当な長さに切っていきました。

グラインダを使って切断しても ステンレスのメッシュがほどけてモコモコになってしまいましたので ホースエンドの接続には 思いのほか時間を取られてしまいました。

たかだか6回の作業に2時間以上かかってしまったことになります。時間どころか 体力気力を相当奪われてしまいましたー。

さて オイルクーラーのコアは フローティング&ラバーマウントが鉄則であるというのを昔聞いたことがあります。そこで わたしはクラブマンで使われていたステーを加工してみることにしました。

加工と言っても 折って切って曲げて 穴を数個追加しただけですけど。

W1F・W3Fは ともにバンパー取り付け用のボルトが用意されていますので 今回はそれを利用しました。

が しか〜し。

「リモートオイルフィルタマウント」を マウントする場所と方法が 今日は決定できませんでした。

日没です。

この時期は 4時半を過ぎると暗くて 手元が危ないので これ以上の作業は断念! 後片付けの時間になります。

タンク塗装・リアフェンダーステーの残課題が山積みだったわけですが、更に オイルフィルタの固定とミッションベアリング打ち替えが追加されてしまいました。

どうやらこれで 確定してしまった模様です。

21世紀に 間に合いませんでした〜

どんなに 大人になっても 僕等は アトムの子供さ
どんなに 大人になっても 心は 夢見る子供さ

いつでも 百万馬力で みるみる 力がみなぎる
だからね さみしくないんだ 僕等は アトムの子供さ

Oh Boy どんな時でも 君の事だけを Oh Boy 考えていたっけ
意地悪 する子がいたって 最後は 仲良くなれたよ
あの子は どうしているだろ 今でも 大事な友達
みんなで 力を合わせて 素敵な 未来にしようよ
どんなに 大人になっても 僕等は アトムの子供さ


アトムの子 / 山下達郎

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