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I'm in love with my car

2000年11月27日

「おとうちゃん だぶるすりぃ 」

わたしがいつもの洗濯モノ干し場を兼ねる作業場で、手を休めてタバコを吸っていたところ、突如背後から娘がやってきて、わたしに呼びかけました。娘が、ひらがなやカタカナを読めるようになっていることは知っていましたし、絵本などで「オートバイ・バイク」という言葉を認識しているのも、知っていましたが、なんということでしょう。

わたしは感激しながらも、補足しました。

「うーん残念。ダブルスリーじゃなくって ダブルスリーエーなんだよ〜」

「そうかー だぶるすりーえー かぁ〜!」

娘に尋ねてみました

「では問題です。どれがダブルスリーエーでしょう??」

すると

「シロとクロの(シートが)ついてるやつ〜」

これには、さらに娘の背後にいた妻が思わず吹きだしておりました。マニュファクチュアというか、家族参加型レストレーションってのも、面白いもんですね。この際だから、娘にも何か製作プロセスを手伝ってもらったりなんかするのも後々楽しいかも知れません。

さてさて、本日のテーマ

  • フレームの見映えをなんとかする
  • エンジン腰下の外観もなんとかする
  • キャブの外観もなんとかする

といった「なんとかする3部作」を実行してみました。今日の作業は、はっきり言って『地味』系です。

フレームには、塗装はがれとか傷、あるいは製造時点からそのままと思われる塗装ムラなどが、無数にありました。それが経年変化で、くすんだ黒になっていました。エンジンとミッションをフレームから降ろして、粉体塗装なりで再塗装してやるのが理想的でしょうが、諸事情で今回『筆で部分塗り』をすることにしました。

まずW3の傍らにW1S-Aを並べて、比較しました。ほかの外装部品で隠せない露出部分をチェックして、ホワイトマジックペンでマークしました。それからW1S-Aを遠ざけ、車体カバーをかけました。

W3も、ゴミ袋・スーパーの袋・ウエスなどを使って、適当に養生しました。フレーム前方部分(アンダーチューブあたり)の作業を開始です。

筆塗りで剥離剤を塗布して、5分くらい放置しました。それから#60相当のスポンジタワシとスクレイバーを使って、古い塗装を掻き落としました。中性洗剤を含ませたスポンジで表面を洗い、さらに水洗いしました。

ヘアドライヤで強制乾燥させたあと、今度は、#100番の布サンドペーパーを2cm幅に裂いて、表面をゴシゴシゴシと荒らしていきます。それから自転車の空気入れにアタッチメント(バレーボールにエアをいれるヤツ)をくっつけて、簡易エアブローしました。表面は、金属ムキ出しになっていますので、時間との戦いです。間髪をいれず、シリコンオフ系のスプレーで脱脂。すぐに乾燥するので、ここからいきなり塗装開始です。

今回使うこの黒い塗料「POR-15」は、それ自体がサフェーサーの機能があるそうなので、金属面に直接塗ってみました。塗料の伸び具合を考えると、作業は筆塗りで十分でしょう。刷毛目がほとんど出ない粘度でした。

あー 結構イケてるかんじだ、というわけで、W3(前半分がペンキ塗りたて)を壁際に移動させまして、今度は、フレーム後半(リアサス〜スイングアームピボット周辺)も、同様に作業しました。スイングアームについては、ちょっと細工というかリファインが必要なので、あとまわしです。(なにをする気なのかは、W1乗りのみなさんはご存知でしょう)

まあこんなもんでしょ。この作業で商売するわけじゃないんだから・・・ってな具合で、自分の妥協点の低さをなぐさめつつ、エキパイフランジと、細工を施したサイドスタンドも黒く塗りました・・・

二度塗りをすることにしていましたので、しばらく時間を潰すことにしました。とはいえ、ペンキ塗りたてW3に触ることはできませんから、ちょっと前からの懸案だった「リアフェンダーの細工」をやってみることにしました。

クラブマン付きオイルクーラーに装着されていたアルミ製リアフェンダーは、そのままW3に使うには少々短いか、という問題がありました。そこで、フェンダー前部を延長することにしました。

SRXのフロントフェンダー(樹脂製)は、そのフェンダーステーをもぎ取られているので、もはやSRXのフェンダーとしては使用不可能となっておりますが、その端から20cmくらいをノコギリで切断しました。アルミフェンダーと切り出した樹脂のフェンダー部品の間に、2mm厚のゴム板を挟んで、ブラインドリベットの10点止めにしてみました。まあ こんなもんでしょ〜。

フレーム二度目の筆入れをしたり作業場を片付けたりしたあと、わたしはW1S-Aに乗って、近所をカッ飛ばしてきました。あ〜。やっぱりエエですわ〜。(たぶん、ちょっと圧縮ヌケかけているけど)

さて、翌朝。

フレーム塗装皮膜が、完全硬化しているのを確認してから、わたしはひさしぶりに「エラハラズ」エキパイをひっぱりだし、黒く塗ったフランジを通して、組付けてみました。

カタログや当時の雑誌、そしてW1ファイルなどを見ると、W1S-A後期型〜W3・W3-Aのエキパイフランジは「黒」だ! ということで黒くしてみたのですが、自分のW1S-A初期と比べたら、やっぱしここはクロームメッキのほうが好きやなあ〜。ううー。

それから、中古品で細工済(ガイドを切断)のサイドスタンドを、これまで付けていたものと交換しました。続いて、久しぶりにキャブの「外観の掃除」をしてみようと思い立ちましたので、キャブ内部に残っていたガソリンを、「小ブス」に移しました。それから、ブスのメタプレートに、洗浄油(灯油)をスプレー。マッチを近づけたら あっという間にプレヒートが終わって、オレンジの炎が出てきました。今日はこいつを使って、洗浄液の温度を80度にキープします。

洗浄液は、このまえ「シリンダヘッドの煮込み」に使ったものと同じですが、今回は「スロットルバルブのシリンダ部分だけは洗浄しない」という方針で、外観部分とフロート室を主に掃除することにしました。

誰だったかが、このように言っていました。

「キャブのユニオンバンジョーを緩めてバラすより、フュエルホースを切断・交換するほうが、精神衛生上良い!!」

というわけで、左右キャブを連結するホースを切断しまして、エンジンから外しました。燃料ホースは、カネを払ったら いつでも新品が使えますが、純正キャブの出物にカネを突っ込んでもNGというケースがある・・・ということには、注意するべきですもんね。

というわけで、洗浄液の効果は、ありました。みるみるうちに、キレイになります。内部の仕上げには、キャブクリーナーで、各ジェットをブローしました。それから外装は洗浄処理のおかげで、表面が見事に脱脂されてしまっているので、今度は白い粉が噴き出ることが予測されますから、アーマオールをスプレーしておきました。

さて、キャブをエンジンに戻す前ならば、ミッションケース上や、クラッチの裏にも掃除の手が入れられるようです。ちなみにわたしの掌でもOKでした。せっかく作った洗浄液がもったいないので、ナイロンたわし・アンパンマン付き使用済みハブラシ・スチールウールなどを洗浄液を浸しては、ひたすらブラッシングしてみました。

ブラスト加工したところと比較すると、それほどはキレイじゃありませんが、作業前には「土壁色」だったとは誰も思わないくらいに、アルミ地肌が露出してきたので、まあOKとしました。浮いた汚れを灯油で洗い流してから、パーツクリーナーでもう一度洗い、アーマオールを吹きかけて、掃除はお終いです。キャブを所定の位置に組んで、エアクリーナーも仮に戻しました。

これで、とりあえずエンジン内部にホコリが混入する怖れが無くなりました。やれやれ。

ちなみに現在のフュエルタンクは、まだまだ造型作家活動をやっております。これで満足というカタチを出すのは、なかなか難儀ですよ〜。材料のポリエステル系パテは、硬化すると肉ヤセをおこしますし、研磨すると「ス」とか小傷が入ります。そうしたキズをラッカーパテで潰しては、サフ入れをしていくのですが、まだまだ小さい引掻きキズが、いたるところに残っていまして、案外サフでは埋まってくれないので、色入れには もう少々猶予が必要です。

The machine of a dream, such a clean machine
With the pistons a pumpin', and the hubcaps all gleam
When I'm holding your wheel
All I hear is your gear
With my hand on your grease gun
Mmm it's like a disease son
I'm in love with my car, gotta feel for my automobile
Get a grip on my boy racer rollbar
Such a thrill when your radials squeal

Told my girl I'll have to forget her
Rather buy me a new carburettor
So she made tracks saying this is the end now
Cars don't talk back they're just four wheeled friends now

When I'm holding your wheel
All I hear is your gear
When I'm cruisin' in overdrive
Don't have to listen to no run of the mill talk jive

I'm in love with my car, gotta feel for my automobile
I'm in love with my car, string back gloves in my automolove


I'm in love with my car / QUEEN

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