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俺の海の始まり

1999年09月05日

昨日は、カー用品量販店に行って、4リットル千円の激安エンジンオイル(SG10-30)を買い求めてきました。これから使うこのオイルは、オイルタンクやらエンジン内部を「油成分」で洗浄することが目的です。とりあえずは安物で、じゅうぶんだろうとグレードを選んでみました。

古いエンジンオイルを適当に排出させてから、安物新品オイルが規定の量になるまで、ゲージで確認しながら、これまた適当に流し込みました。

10回ほど空キックしてエンジン内部のオイルポンプを駆動させ、新品安物オイルをエンジンに行きわたらせました。いや、行き渡ったはずです。

ここで、例のごとくW1S-Aからバッテリを借りて メインスイッチをオンに。

すぱん。

キック一発でW3は目覚めてしまいました。かえってキモチ悪くって、怖いです。

簡単に同調をとってみると、700rpmできっちりアイドリングしています。腰下からのフリクションノイズも かなり小さいようです。ということは、冷静に考えなくてもすぐにわかるくらい、この点においては「俺のW1S-A」よりもはるかに調子が良いエンジンのようですね。

さて、過日には前輪ブレーキのオーバーホールを済ませましたから、ついに待ちに待った試走の瞬間がきたようです!さあさあクラッチを握って、ローにシフトしてみると・・・・

「ググスン クシュー」

いきなりストールかよ〜。どうも、クラッチが固着している様子で、切れない状態みたいです。無念。

さて翌日となりまして、今朝も、妻子がまだ寝ている早朝を利用して、クラッチのオーバーホールをやってみることにしましたが、いざ開始してみると、とっても簡単な作業ですね。

  • クラッチオイルを抜き取る
  • 一次カバーを取り外す
  • クラッチ板を外す
  • チェックする(クラッチ板の厚み・バネの状態)
  • 掃除する
  • もとのように組みつける

どうです? とっても簡単でしょう??(←ヤな感じ〜!!)

これで、とりあえず近所をひとまわり試乗してみました。ナンバープレートが存在していないことなんて、意識下には理解していません。W3は、けっこう静かでよく走りました。なかなかの好印象です。ただ、静かで滑らかであるということは逆に、「エンジンのパワーが復活していない」という意味を持つのでした・・・・

1999年09月12日

もう一度、タペット調整をやりました。

右排気側バルブのあたりを撮影したものが以下の画像です。このネジ(アジャスタ)を回すことで、クリアランスの調整を行います。

タイミングホールをよく見ながら、上死点を探しておきます。クランクに刻印されている赤Tマークが穴の左端に見える位置にすると、上死点の位相を得ることができます。

ちなみに、どうだっていいことですけど、穴中央の赤マークのことををインターネットW塾では、「バニーちゃん」と呼んでいます。ほんとうにどうだっていいことですが。

そしてこの画像の上あたりに、ぼんやりと「0.624L」の文字が見えますね!これがW1Eの証しです。

うぎゃあ〜

痛恨のミスを発生させてしまいました!

調整中に、左吸気のアジャスタナットの動きが渋いなあと感じて、アジャスタごと外したところが、悲しいことにロッカーアームの受け皿からプッシュロッドが外れてしまっていることが判明してしまいました。こうなってしまうと、ロッカーケースを外してお皿に入れなおしてやらないことには、何にも前に進みません。ふう。

プッシュロッドを定位置にそろえておくための専用治具が、W1クレイジーズでリプロされて売っていることは知っていましたが、どーしてもすぐに修理しておきたいので、ピアノ線を細工して、その治具を作りました。このワザは、もちろん「師匠先生」から教わった必殺技だったしますが、とにかく大変難儀しましたー。

しかしなんとか復活!!

すると・・・・

音に歯切れが出てきましたー!パワーも出ている感じですー。

でも シュルルンルン音が小さいよなあ。W3ってこんなもんなのかなあ?むしろバヒュルルーンって聞こえるよなあ。

さて、「風俗刑事」さんにムリを申し上げましてお願いしている『W3-Aのタンク塗りわけパターン』をトレースした紙が、もうすぐウチに届く予定となっています。そうしたら、わたしは再び造型作家に戻る計画です。

そうした合間を縫いながら、ずたずたの保安部品系の電装を修理しようとも考えていますが、わたしは電装系は苦手ですので、どうなることやら先行きは不安です。

W1クレイジーズさんから分けてもらった配線図は、たぶんコピーのオリジナルが色褪せているせいなのか、ちょっと判りにくいですし、当の現物ハーネスも、長年の汚れやら経年変化のせいで色を判別しにくい状態なので、とってもイヤな予感がしております。さあさあどうなることやら。やれやれ

1999年09月17日

朝が来た。

いつものように休日となれば、はやく目が覚める。妻と娘が寝ているときが、W3再生のための時間となる。濃いコーヒーを腹に流し込む。ううむハードボイルド。(意味不明)

→ 早起きは ○○万円の得 (もっと意味不明)

それでは、ネタに入っていきましょう。

今日もいつもどおりの朝っぱらから、作業に突入いたしました。その内容は、じつに苦手な作業でした。半分泣きながらの配線修理です。

えー。今回問題となっているのは、メーターパネル周辺のインジケータランプ類です。W1S-A以前のW系オートバイとは比較できないくらいの豪華装備も、ここまでグチャグチャになると、ただのゴミにしか見えませんが、まあ、くさらずに頑張ってみたいと思います。

一般に、W3は、かの名車Z1と同じ形状のメーターおよび四連インジケータを、装備しているものなのですが、まずはここから手をつけることにしました。具体的には、圧着プライヤで端子を作りなおしたり、導線を補ったりしながら、配線図(W1クレージーズにて調達の退色カラーコピー)どおりに結線していきます。

さて出来たぞ。スイッチオン。

あれあれ?現在のギア位置はニュートラルのはずですが、どぉ〜うして「TURN」が点きっぱなしなんだよ〜。

まちがった配線をちょいと修正したら、今度は適正に点灯。これでニュートラルランプのレストア・チェックができました。

そして今度こそ「TURN」だとウインカスイッチをオンにしますと・・・。

なんで「ハイビーム」インジケータが点滅しているんだー。しおしおしおしお。

「東京マジックショー」を思い出してしまったよ〜。

レッドスネイク カモ〜ン

まあなんだかんだと色々あったのですが、いちおう四連インジケータランプの再生は仕上がりました。しかしスピードメータ内の「H・LAMP」「T・LAMP」の意味が、わたしには未だにわからないままです。ですが、そんなのはあとまわしにして、どんどん次に進んで行きました。

うっ ホーンが鳴らない。じゃあその原因はなんだろ〜?

退色配線図を読むと、ウインカとホーンの配線が同じ系統にあるようです。そこでウインカ球をチェックしたところ、やっぱし1個がキレていました。捨てずに置いてあった中古の電球に交換してみたところ、ホーンもウインカも動作確認できました。なんて順調なのでしょうかー。

「おはよ〜」

嫁はんが起きてきました。 せっかくイイところだったのに〜。

わたしはまた「東京マジックショー」を思い出してしまったりなんかしていました・・・

妻が洗濯モノを干し始めました。これで本日の作業は終了となります。これが、物干し場deレストレーションの悲しいところです・・・

深夜になりました。このときに塾長「風俗刑事」に尋ねてみたところ、「T・LAMP」とはテールランプが点灯したら連動するものだし、「H・LAMP」はヘッド球に連動するものだということを教わって、わたしは朝のナゾについて納得しました。師匠ありがとうございます。

タンクの塗り分け塗装について。

マスキングテープも最近では、ラインマスキングテープなるものが存在していると、師匠から教えてもらいました。これは、W3-Aのオリジナル風味の塗り分けをするのに、なかなかよさそうです。そこで、今日はこのブツを、模型&ラジコン屋ルートで探してみようと、妻の買い物に便乗する格好で街に出かけました。

が、しか〜し。大手の店を4軒まわってみたものの、コレを発見することができませんでした。途方にくれつつ、「ラジコンといえば、PA屋の社長「さ**と」君だ!!」ってことを思い出して、彼に電話をして相談に乗ってもらいました。

「じつはかくかくしかじかである。」

彼は、そうかわかった、かなり遠いけど・・・・・などと言いながらも ある店に連絡をとってくれ、「在庫の確認ができたよ」と、その店の所在地を教えてくれました。やはり、「物事を知っていそうなヒトを、知っている」というのは、強力な武器となりますね。

このとき、わたしと娘はジムニーに乗っていまして、妻が転がすEJに伴走していました。

「↑ という理由である。遠いのでわしだけ行って来る。ついては運転を替われ! EJでわしは行く。」

ということで、3速5,000回転で走ること30分。紹介してもらったそのラジコン屋にたどり着きました。

「あった〜。」

「これを使いだすと、アホらしくて紙マスキングをデザインカッターで切るなんて、できんわ」と、店のご主人はおっしゃっていました。そうなのです。実際試してみて、わかったことですが、紙マスキングテープはホンマに曲がってくれないですけど、直線には強いですね。いっぽう、ラインマスキングテープは、直線がすこし苦手のようです。(これは、ただわたしの腕が悪いせいかも知れませんが)。ただ言えることは、このテープを使うと、ほんとにキレイなラインが、わたしにでも比較的簡単に作成できるようです。オリジナルの形状にすこしでも近づくように、なんどでもやり直してがんばりたいと思います。

1999年09月18日

「ゆうび〜ん」

風俗刑事さんに無理を言ってお願いしていた、「W3-Aのタンクの塗り分けパターンをトレースしてもらったもの」が、郵送で届きましたので、これを基本にして、昨夜はラインマスキングの処理を開始しました。こうした作業は部屋の中でも処理できるので、残暑厳しいこの頃にあっては、クーラー&扇風機による冷気のおかげで、かなり快適です。なんて楽しいのでしょうか〜。

とりあえず、トレース紙をタンクにマスキングテープで貼りつけたあと、部分的には磁石を使って押さえてみました。トレーシングペーパーとタンクとの間にカーボン複写紙を挿入してパターンを写したのち、わたしも少しは上達した(と思う)ラインマスキングテープを貼り込んでいきました。それから再びトレース紙を置いてみては テープとの整合をチェックするといった、実に地味な作業を繰り返していくうちに、左右とも一応ラインマスキング作業は終了となりました。

やはり曲面と紙を一致させるのには風俗刑事もご苦労されたようですが、わたしのほうでも、トレースを再びタンクに反映させる作業には、かなりの試行錯誤と失敗が山積みとなっていきました。

「あれあれ。模様は完璧でも 左右の位置関係が少しずれている〜!」

修正修正。

こんどこそうまくできたか? 上から眺めてみますと、

「あれあれ。上からは塗り分けラインが平行に見えるはずだぞ〜!」

そのとき午後11時をまわっているのを確認しました。テレホタイムです。緊急時を除いてテレホタイム以外の時間帯にプロバイダにダイアルアップすることは、我が家では御法度ですから、そのときが来ることをじっと待っていたわたしでしたが、さあさあインターネットダブワン塾ヘGO!塾長に質問だ〜!

「おっさん これ どないなっとんねん!」

「しゃあないのー! 調べたるわ!」

実際はもっとおたがいに丁寧な言葉使いのChatでしたが、要約するなら、だいたいこんな具合の内容でした。こんな真夜中にパソコンの前で、ノギスでタンクの柄を測定する男が、少なくとも世界中において、二人存在していたということになります。(←おおげさ)

ココとココの間隔は、205mmだ!などというやりとりを何度も繰り返した結果、導いた結論は「オリジナルも平行ではないなあ」と決着しました。乗車姿勢においてあの曲線を見る時には、錯覚で平行に見えるということなのでしょう。

やがてYASUZOU君もChatRoomにやってきました。

「ロイヤルエンフィールドなんか、インド人の手描きラインですよ〜。しかも線なんかぐにゃぐにゃですよ〜」

くそー全然フォローになっていない・・・・・・

朝が来ました。

カーボン複写の線を「プラスチック消しゴム」で消してから、タンク全体を『シリコンオフ』で脱脂しました。それから先日ホームセンターで買っておいた「養生シート付きマスキングテープ」をタンクに貼り込んでいきました。

まず、枠内の塗装「キャンディレッド」をするためのマスキングです。さらに普通のマスキングテープで曲線部分を小さく押さえたりするとうまくいく筈です。

「チャンスだ」

お隣のご夫婦が出かけるのを見届けました。

わたしはいつも、お隣が風下にあたる場合は、お隣がお留守の時だけ塗装することを心がけておりますので、さっそくわたしはお湯を沸かし、スプレー缶を湯煎することにしました。そしてアタック開始です。

赤の発色については、サイドカバー&オイルタンクを先に仕上げたときの経験からでしょうか。完璧な塗り加減です。(自己満足)

そしてキャンディを吹き終わってから、ちょっと軽く休日出勤。5時間ほど働いてきました。帰宅してすぐタンクを見てみると、ちょうどいい乾燥具合でしたので、マスキングを剥がしてみました(ラインマスキングは除く)。

このときの不安要素は、マスキングラインテープを剥がす時の塗装ハガレ・色の侵入・マスキングミスくらいです。(結構たくさんあるなあ)

次はマジョーラ(モルファ)塗装の下塗りなのですが、せっかく下塗りでシルバーを全面に吹いているのに、マジョーラの下塗りはツヤあり黒の指定がありました。なんだよ〜。ああ もったいないことしちゃったなあ。>

1999年9月21日

サスペンションのOH

[フロント]

W3のフロントフォークですが、基本の形式はZ1と同じなのに、わざわざダストブーツを装備していることが、構造上の災いとなっているようです。

雨に降られるとアンダーブラケットを伝って、ブーツ内部に水が侵入します。その水分が、うまく排出されないまま、そのまま溜まってしまいます。するとインナーチューブにサビが発生 という車体がたくさんあるそうです。オイルシールは破れるわサビが広がるわといった悪循環が繰り広げられたその結果、インナーチューブに大きな傷痕が出来てしまうようです。

うちのW3もその症状が顕著にでておりますので、対応策について悩むわけですが、これを予防するには、時々ブーツをめくって、中の水分を外に出すしかないんだそうです〜。って予防が必要なのではなくて、対策をなんとかせねば〜。

プラン1=修理してみようか

10年まえくらいの別冊MC誌で紹介されている「真鍮ロウ&磨き上げ」

  1. 腐食部を、硬質クロムで再メッキ修理 ← これが 1本2万円くらいかかるんだそうですわ

プラン2=交換するのも手かも

  1. Z1の新品インナーチューブ(同径なのです)ならば、まだ新品が手に入ります。ですが、何cmかZ用のほうが長いので、トップブリッジ突出し(ついでにセパハン!)仕様に交換してしまう。あるいは業者さんに頼んで切断する。
  2. W1クレイジーズであらかじめZ1のやつを短く切断したものを売っている(すこし高価)
  3. モリワキカヤバのZ1用サスペンションassy(むっちゃ高価で11万円)を手に入れる(←言うだけ〜

さすがにそろそろこの問題について、方向性を決定したいと思うようになってきました。ですが真鍮ロウ作戦は熱を加えるわけなので「NG」 by 風俗刑事。ここでいきなり新品買うのも芸がない。そこで「再メッキ」作戦を実行しようかと思います。

(といっても自分でできるわけではないんですが)

[リア]

全体に錆ついています。やはり、再メッキにだすしか手はないようです。しかしカバー(レフレクタがつくところ)は樹脂製なので、通常のメッキは処理できません!ううう困った〜。とはいえ、困っているときにはふとしたことで打開策がみつかることもあるようです。真鍮バフで樹脂のところを研磨したところ、ピカピカの地肌がでてきました(すこしボツボツがありますが)。こうなったら俄然ヤル気がでてきました。とりあえず分解して本体とスプリングの錆を落としたくてたまりません。とりあえず分解のため、タイダウンベルトをスプリングコンプレッサとして実験しましたが効果なしでした。また次なる愚かなる考察を始めなければなりません。

はじめは生まれたての魚みたいに
小さな水 楽しんでた


俺の海のはじまり / 豊田勇造

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