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Crossroad Blues

1999/08/02

数日前からガソリンタンクの中を『サンポールと鎖攻撃』で洗浄していたのですが、やはり長い眼でみたとき、内部のコーティングをするのも有効かな・・・・・と、唐突かつ突然に判断しました。

タンク内部から出てくるおそれのあるサビ・ゴミを濾過させるためには、外付けガソリンフィルターを使うのが有効であることは、よく知られていますが、わたしとしましては、このフィルタを使いたくないのです。

かのW1Sでは、コックからキャブまでに至るフュエルラインは、スプリングに通されて保護されていました。個人的には、これがイチバンかっこいい仕様であると思っているのですが、タンク内部のゴミを嫌ってフィルターを間にカマすということは、例のかっこいいスプリングが使えなくなってしまうことになります。

というわけで、タンク本塗りは一時中断することにしまして、内部の処理をすることにしましょう。

今回は 3液タイプのコーティング剤を使用しました。

説明書によると、

「A液+15リットル50度のお湯」で洗浄

→ 乾燥後「B液」で下地つくり

→ 乾燥後「C液」でコーティング

という工程となります。

参考資料 : Deeeeep「TOTOの悲劇」

サンポール攻撃のときもそのようにしたのですが、本来フュエルタップ(コック)が取り付けられる部分に、ワインの栓をちょっと削ったものを叩きこみまして、液体による内部の清掃および強化を図る作業を行ってみました。

説明書に沿って作業した仕上がりについては、じゅうぶんじゃないかと思います。ガソリンが汚れないという安心感と、保護スプリングを使用できるという満足感が入手できたのですから、価格5千円は、妥当なところでしょう。

下地作りは、ウレタンパテ(厚付)・ラッカーパテ(薄付)・#320&#800の耐水ペーパー・プラサフ等の材料や道具などを使用しますが、わたしはつたない技術ながらも、それらをフルに駆使しているつもりになって、頑張っています。

少し処理しては、チェックチェック!を繰り返すという膠着状態が長く続いていましたが、ついにデイトナ製「キャンディ下塗シルバー」を吹き付けてもよさそうだという段階に、とうとうこぎつけました。

まずは一週間乾燥させることにします。そして来週は、ついにキャンディ上塗り「クリアレッド」の登場予定です。これについては、うまくやらないと、色の濃淡ムラが出そうなので、たっぷりの時間が必要だと思っています。

それから、フロントブレーキキャリパーのオーバーホールも、同時進行で進んでいます。まず、シール・パッキン等については全て新品が揃いました。おそろしいことに、パット(純正品)は、左右の都合4個で20,000円もしました! なんでやねん。

とりあえず、固着したキャリパの掃除をすることにしましょう。本来、フルードが送り込まれるオイルラインにガンを当てて、借り物コンプレッサから圧縮空気を送ると、ピストンは「ポン」とマヌケな音をたてながら出てきました。そのシリンダ内部は、左右ぶんのどちらとも、おびただしいスラッジと錆に冒されていて、とても汚い状態でした。

ここは定石ブレーキクリーナで洗浄していきましたが、最終的にはピストン表面を研磨剤「ピカール」で磨く程度で、シリンダをホーニングすることもなく、再組み付けしてしまいました。そして、各部の全てのオイルシールは、新品にしました。ですが、きちんと動作するかどうかは、不安な状態です〜。

かねてから、カービュレター(片岡風)について、いやな予感は持っていました。なにしろ先日執り行われた「エンジン再始動の儀」にあって、左キャブのバンジョーから、あれだけ外にモレていたんですから・・・・・・・・・。この対策修理ということで、われらが「W1クレーイジーズ」さんから調達した『真鍮製 燃料漏れ対策ボルト すこし長め』を、取り付けることにしました。

もともとバンジョーがきちんと組み付いていた右側のカービュレターは、なんの問題もなく交換できて、締め付けもあっさり作業できましたが、左については案の定、うまく入っていきません!入ったかなと思っても、頭を軽く振るとヌケてきました。

今回手配したのは、3セットつまり6本だったのですが、どのボルトを使っても、結果は同じでした。

現段階で言えることは

  • まだ ボルト側には4巻き分くらい奥に入るだけの溝がある
  • キャブ側のナメているところは、手前から3周弱である

というところですが、きわめて難航しそうな様相を呈してきました。どうやら機械屋さんに修理に出すのが最善の方策のようです。

1999/08/07

近所の南海部品チェーンに「キャンディ上塗りクリアルージュレッド(デイトナ製)」を買い求めにいったところ、『マジョーラ(モルファ)系に新色追加!』とのPOPと、その色見本がいくつかありました。マジョーラとは、見る角度で色が変化して見える塗料の商品名です。ただ、この色にあっても、下塗りが必要です。しかも艶消しクロです。となると、再びパターンマスキングしないと「クリアルージュレッド」が塗れないことになりました。

だんだんと面倒くさくなってきました。そんなもんで、塗りわけラインは「下塗りシルバー」 を残すことになっていきました・・・・。

1999/08/18

わたしの職場の盆休み最後の日でした。妻は出勤・娘は保育園。よって、今日はW3の日と、短絡的に決定しました〜!

すでに塗装をすませてあったオイルタンクとサイドカバーに、まずはエアウレタンクリアを吹きつけました。シロウトの味は、多少醸し出していますが、てろっとしたキレイなキャンディレッドが、できあがりです。そばかすなんて気にしないわってことで、多少の失敗は目をつぶることにして、ひとまず満足しました。そしてオリジナルのロードスター・エンブレムを掃除して取りつけると・・・・おおお、ええ感じ〜。

今度は、タイミングギアケース(通称『Y字カバー』)とミッションカバーをちょっとだけ磨いてみました。ちなみに、画像のキャブに付いている金色のネジが、先述した「漏れ対策真鍮ボルト」です。

なんと! 左キャブのバンジョボルトの組みこみに成功しました。

これでダメならバラして修理に出そうと決意して、とにかく色々な角度から指でねじ込んでみようと、チャレンジしているときのことでした。なぜか今日は幸運なことに、その何回目かでネジは噛合いました。

ラッキ〜!

もう二度とこのボルトは緩めません〜。こうなったらエンジンを動かさねばなるまいと、セッティング用暫定タンクのTY250Rタンクを仮つけしました。これはポリ製タンクなんでゴミ混入の心配がありません!

ほんまに「謎のW3」と言われてもしかたない状態になっております。

1999/09/09

え〜っと

インターネットW塾の塾長「風俗刑事」さんの的確なアドバイスには いつもわたしは感謝しております。この塾は ほぼ毎夜に、とあるサイトのChatRoomで開催されていまして、この塾長ご自身も、現在はW3後期マルーンをフルレストア&ファインチューンしている最中だったりしています。(註: 2001年1月現在、塾は閉鎖されています)

風俗刑事さんも、わたしも、それぞれのW3の排気音が気に入らないことが、もっぱらの悩みのタネとなっておりまして、塾長は「ずびずばPa Pa Pa」サウンドが不満だー とお悩みになっていますし、わたしは「ブシューン歯切れなし」サウンドが、頭痛のタネ・・・ということで、お互いの悩みについて、あ〜でもない こ〜でもない と議論しております。

塾長は、W3とは別にW1S「通称:初期エス」を所有なさっていて、W1Eの本来の音をよ〜くご存知ですし、わたしもW1S-Aを介してですが同様の環境にあるので、余計にそれぞれの不満を溜め込んでいるという格好になっているのです。

こうしたやりとりを通じて、ダブワンレストレーションのコツとかキモを、わたしは「風俗刑事さん」から ご伝授いただいてます。まったく素晴らしい環境に、わたしは恵まれています

ある夜の塾で、角川映画「彼のオートバイ、彼女の島」にでている「宮田さん整備のW3」の音と、自分のW3とをそれぞれ比較したときに、どうなんだろうかということが、話題にのぼったことがあります。

塾長の指摘によると「映画のW3の音はアフレコが多用されている」ということです。そんなところまでを意識して観たことはなかったのですが・・・よく考えればそうなっているのも当然なことでしょう。

たしかに、よ〜く考えながら映画を確認してみますと、前方からやってくるW1の音は、あんな感じには聞こえないですよね。それから、水筒渡して手帳渡して走り去るところなんかは、傑作ですよね。多数のツッコミどころがあると言っても、あれだけのイイ音が録音されて残っていることは、あの映画に見出すことができる価値のヒトつだと言えるでしょう。わたしにあっては、あの音をジブンのW3で出すことが、今後のテーマになりそうです。

またある時には、「アイリー君!君のW3=ブシューン歯切れなしサウンドの原因は、圧縮モレによるものだろうね」こういった内容の指摘を塾長からプレゼントされたりもしました。

その道の先輩の言うことには、いつも素直に耳を傾けることにしているわたしですが、ことダブルに関する事柄なのですから、当然わたしは素直に従いました。圧縮モレということは、バルブ・タペット・ピストン・シリンダなど、不具合について疑うところはいくらでもあるということです。

それではまず、タペット調整からチェック作業してみましょう〜。

シックネスゲージを準備(この時は借り物)して、とりあえず「SM-3」の記載通りに

  1. 『プラグ・タイミングチェックプラグ』と『ロッカーケースカバー』をエンジンから外す
  2. タイミングホールをよく見ながら上死点を探す(クランクに刻印されている赤Tマークをチェック穴の左端に見える位置にする)
  3. バルブが全閉になっている気筒のほうからから調整を開始
  4. 排気・吸気ともに、0.1mmで調整(SM-3には 0.05〜0.07mm)
  5. クランクを360度回転させて、もう片側の気筒も同様に調整

さてさて、じぶんではキチンと処理したつもりですが、うまくいっていますかどうか・・・変化するはずの音については、次回にレポします〜!!

I went to the crossroad fell down on my knees
I went to the crossroad fell down on my knees
Asked the Lord above "Have mercy save poor Bob,if you please"

Mmm,standin' at the crossroad I tried to flag a ride
Standin' at the crossroad I tried to flag a ride
Didn't nobody seem to know me everybody pass me by
Mmm,the sun goin' down,boy dark gon'catch me here
Ooo boy, dark gon'catch me here
I haven't got no lovin' sweet woman that love and feel my care

You can run,you can run tell my friend-boy Willie Brown
You can run,you can run tell my friend-boy Willie Brown
Lord,that I'm standin' as the crossroad,babe
I believe I'm sinkin' down


Crossroad Blues / Robert Jonson

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