え〜
あくまでも、わたしのメインオートバイは、この1971年式W1S-Aなのです。
ですが、最近ほとんどネタにしていませんね。
もしかするとこのままずっと、一年に一回だけメンテナンスされる程度のコラムになっていくのでしょうか・・・・・。
確かに調子について特に何の問題も無いから、ネタにもならないという、ただそれだけのことですけど・・・・(←偉そう)・・・・・・・・・ホンマは、ただ単に車検が切れているもんですから乗ることもなくってですね、それが話題には登らない原因となっていたりするのですが、そのことは内緒にしておきます。
ああ W3-A改(ヘン)も だんだん調子が出てきたな〜 などと思ったり、誰のW1S-Aやらエルシノアもやっつけたれ〜 と作業をやっているうちフト気付くと、継続検査の満了日を迎えてしまっていました。
申し訳ないなあと思いつつ、しばらく俺のW1S-Aにはガレージで休んでもらうことになっている とまあ、そういうワケです。
わたしの手元にやってきてから、こんなに長い期間、車検が切れたままの状態で保管するのは初めてのことなので、いくらかの後ろめたさを感じつつも、財布の残金と相談すると止むを得ないことでした。
2001〜2002年の年末年始休暇を迎えたわたしは、W1S-Aを、3ヶ月ぶりに自宅に持って帰ってきました。トランポのTB2号から降ろして、ちょちょっと掃除してみました。
ホコリがおおかたキレイに落とせたところで、エンジン内部にオイルを回すために、5回ほど空キックをしました。それからフュエルコックをONにして、ティクラを巧みに操作しつつスタータレバーを開きました・・・・
キーをONにしてから2回目のキックで、久しぶりにエンジンには火が入りました。
ホントにイイやつです。
乗りっ放しだし、仕舞いっぱなしなのに・・・ バッテリーも付けっぱなしだし・・・
あまりにもいとおしく、そのまま走りに行きたいと思いましたが、車検が無いのでそれは諦めましたけれど、このS-Aこそが、やはりわたしのメインマッスィーンです。
「キミのレストレーションが終わるまで、おれはW3にはメッキしないよっ」
そんな独り言をつぶやきながら、メインスイッチをOFFにしました。
そうです。なんだかんだと言いながら、我が良き=ニッポンの高速GT=を生涯維持するための準備について、わたしは自分の中で整えつつあります。時間さえあれば一気にオーバーホールできるだけの部品・材料も、すでに揃ってたりなんかしてます。
もちろんW1クレージーズさんと師匠先生からのお力添えがあって、こうした決意に至っているわけなのですが、実は最近になって、あるパーツが、誰の号で早晩必要になることが発覚しました。
そのパーツとは、今のところクレージーズさんではまだ取り扱いの無いもので、リストにはN/Aと記載されてあるブツなのですが・・・
そしてこの部品、さる筋に依頼すれば、なんとか調達できそうである、と教えてくれたのは、「ミドルマッハの番長さん」別名「ペイさん」=「チャイナタウンWEB長屋の大家さん」 でした。
以前ペイさんのオフィスにお邪魔したときのことです。ガラガラガラと第二社屋のシャッターを開けたその奥には、拙サイト「進行性W病」も入居しているWEB長屋が鎮座していました。UNIX系サーバが何台もセットされたラックケースが並ぶその奥には、カワサキトリプルのSシリーズ博物館が展開されていたのですが、その近くに大切そうに置かれてあったブツを、わたしは見逃しませんでした。
「これはS1・S2(カワサキ250SS / 350SS と表現すれば判りやすいですね)ですけど、W1S-Aにはサイズがちょっと違うと思いますよ〜」
などと言いつつ、ペイさんはそいつをわたしに手渡してくれました。
見れば見るほど、ほぼ同じであることが判るパーツを前にして、「ジブンもコレが欲しいよー」という衝動を堪えることができるほど、わたしは人間ができておりません。話題はW1S-A用のコレを調達するための条件について移行していました。
最低ロットは10セット〜となっているということでした。わたしはこれのW1S-A用新品部品は、1つしか持っておりません。少なくとも あと3つほどは確保しておきたいところですが、いくらなんでも10個は必要ないよなぁと考えているとき、忌まわしい過去のトラブルの記憶が脳裏をよぎりました。
10年くらい前のことです。当時ヘリテイジ・ソフテイルに乗っていた「しんえもん」さんとツーリングに出た先で、わたしはこれを壊してしまいました。そのちょっとしたツーリングの帰り道は、これのせいで大変おーじょーしたのを、思い出していました。
コレこそは、わたしの輝かしい14年間にわたるダブワン・ライフで、最大のトラブルだったと言っても過言ではないでしょう。わたしは、このリプロパーツについて調達する決心を、固めました。
リプロしていただくにあたって、わたしの新品在庫をクロネコに託しまして、チャイナタウンまで運んでもらいました。それから、採寸および見積りをやって貰ったり、ロットに関する問い合わせの電子メールを、何度か繰り返しました。
そして少ないロットであるにも関わらず、予想以上に安価であることを知らされたわたしは、重い腰を軽くして、10セットの発注をお願いすることにしました。
2001年11月のことでした。
やがて2001年の暮れを迎え、我が家においても大掃除というビッグイベントが行われました。
わたしの担当は、庭先とガラス窓・網戸掃除です。妻は台所、娘はボケあるいは昼寝という具合に役割が分担され、各人はそれぞれの持ち場にわかれました。
さて、わたしは自分の作業をやり終えたので、ちょいと一服お茶でも飲むかということで台所に向かいました。そのとき妻はまだ、換気扇のフード&ダクトと格闘していました。
ボケたりツッコんだりしながら、お掃除を進行させているとき、クロネコが、来ました。
どうやら10セットのブツがチャイナ・タウンから我が家に、届いた模様です。
そしてそのブツとは・・・・・・・
驚愕の事実がこの後ついに明らかになる〜!!
いったい どーなってしまうのかー!!
(テロップ後 CMです〜♪)
同日の、お昼すぎです。
「ゆ〜うび〜ん」(恐怖新聞のポルターガイストになった気分で読んでください)年賀状配達要員ということでカキ集められた高校生のバイト君が、プチ・ガーデンに鶏糞と消石灰を入れて、その鋤き込みをやっている最中だったわたしに、茶色の封筒を手渡してくれました。
差出人は、樹脂造形作家の「杉作さん」でした。にわか園芸エンスーごっこを中断したわたしは、いそいで作業手袋を脱いで早速開封していました。
うふふふふふふふ。すばらしい〜。なんて素晴らしいんだ〜・・・・・・・・・・。
「Made by SUGISAKU」印のW系バッテリケースカバーのノブをご存知であるかたには、極めてわかりやすいことだと思いますが、あの製品を初めて見たとき、そのクォリティに、わたしは感動しました。そしてわたしは無理を承知で、「機会があればステアリングダンパーのノブを作っていただけませんか??」という問い合わせを、以前にお願いしていたりなんかしておりました・・・・・・・
「ついにプロトタイプが出来上がりました。チェックしてみてください。」
事前に、そうした旨の書き込みが、拙サイトBBSにありました。その日以来、わたしは到着を心待ちにして、毎日を過ごしておりました。
その「プロトタイプ」とは、コレです。
すごくキレイ
気泡が入っていないっていうことについて、ものすごいテクニックが必要であるのは、有名なハナシですが、ホンマにスゴイですよ。これって!
この部品は、よっぽどでない限りまず脱落させることは無いですけど、光合成(←ウソ)のせいで、白っぽく変色してしまっちゃうんですよね。それに表面も、なんだかザラザラしてくるんですよね。
それのお化粧直しということで黒く塗装すると、オリジナルな樹脂の風合いが損なわれるような気がして、わたしはこれまでKIWIのブラック・シュー・ペーストを使って、ノッブ・シャイン・ボーイとなっていました。ですが、このリプロ部品のおかげで、あの作業から開放されることになります。
まことにありがたいことです〜。
さてさて、さっそく取り付けテストをやってみましょう。なんとちょうど良いことに、「誰の号」が現在エルシノ庵の中で、スプラッタになっています。わたしは、猟奇な部屋から、ステアリング周辺を漁ってアイリー庵まで持ってきました。
まず、「誰の」ステアリングダンパー・ノブとステアリングダンパー・シャフトを、バラしてみました。なんてことはありません。シャフトとノブの間に締めこまれた6角ナットにレンチをかけてから、思いっきりノブをキュキュッと回してやっただけです。
あっさり、外れます♪
そして、単に両端に雄ネジが切られてある鉄棒に過ぎないかも知れないシャフトに、「杉作印」プロトタイプのノッブを締めこんでいきました。
ビュ〜ティホ〜♪
素晴らしいです〜。
さて、気になるお値段ですが・・・・・・
それについては、近日のうちに 杉作さんのサイトで明らかになる予定であると、思われます〜。
ハイ・クォリティ&ロー・プライスでも有名な「杉作印」復刻部品シリーズに、この新たなパーツがラインアップされると、杉作さんのところに、また新たな喜びの声が届くことは、間違いありません。しっかし ここがキレイになったら、この周辺にも再メッキやら再塗装やらを施さないと、トータルなバランスが取れませんね〜。悩ましいことですね〜。
あっ 杉作さん!
今度は、W1S-Aのスピードメータケース・タコメーターケースにチャレンジしていただけませんか〜。Sシリーズにも共通ですから、これは大量にイケそうですよ〜(仮説)。
あれも、太陽光による劣化がハゲしくって・・・・・・中略・・・・・黒く塗装すると樹脂の風合いが損なわれるような気が・・・・・・以下省略 ドキドキ ワクワク♪
↑ 他力本願も ええかげんにせえよ〜
さて、ネタ振りだけは済ませてある10セットの部品ですが、そのお話の続きということで =驚愕の真相が今、を明らかになる〜= 編に再突入です〜。
進行性うどん病のアイリー家にも、師走の大晦日が来ました。例年の如く、その年越しに食うウドン打ち=わたしが合わせ 娘が踏んで伸ばして、妻が切る三位一体ジェット・ストリーム・アタック=に余念がありませんでした。
鍋にお湯がグラグラと沸き立つ頃に合わせて、妻がビシバシと 麺台を3mm幅に刻んでいるのを見たとき、わたしは突如として創作意欲に駆られました。
白いウドンと黒いウドンが うじゃうじゃ〜
↑
ネタ画像撮影を創作と言うのもいかがなものか? ちなみに、どうして帽子が撮影に混入しているのかは不明
えー 画像下にある黒ウドンこそが、10セットのブツなのです。わたしがどうしても欲しかったものは、W1S-A専用のフロントブレーキワイヤーでした。ワイヤーの途中にブレーキスイッチがあるやつです。250SS/350SSよりも、びみょ〜に長い、あのワイヤーです。W1S-A専用ということで、ずいぶん前からメーカー欠品になっています。もうひとつ言うなら、個人売買における「W1S-Aのワイヤー一式を売ります(但し、ノークレームで)」という物件で、たいがいコレが漏れていることからも、そのプレミアムの具合がよく判る と言われるほど、W1S-Aを取り巻く環境をキビしくさせているのでも有名な消耗部品です・・・・・
確かに、レバー部にブレーキスイッチを工夫して取り付ければ、このリプロ品は不要なんですけど、やっぱしわたしはこの形式のままにしておきたいってことで、頑張ってみました〜。(べつにわたしがガンバッて作ったわけでもないっすけど)
今回の10本のうち3本を、わたしが使うことにしましたが、あとの7本の行き先については、すでに決まってしまっております。ちなみにこのワイヤーですが、びみょ〜にオリジナル品とはスイッチ部のゴムパーツの形が異なっていたり、タイコのところにブッシュが入っていたりしてますが、そんなことはいっちょも気になりません。スイッチ部分のゴム皮膜も、わざと大きく取られてあって、水分の浸入防止について、おおいに役立ちそうです。
右側が、オリジナルです(製造年式は不明:純正袋のロゴは小文字でした)
なんとも言えないくらいリーズナブルな値段で、手にいれることができましたー。うふふふふふふ。
偉大なる、わたしのブレーンさんたちに、感謝。
ああ やっぱし WEB-SITE「進行性W病」を運営していて良かった〜
(たまにツラいこともあるけど・・・)