ついにうちのW1S-Aも、近く製造後30年を越えることになりましたが、やはり経年変化で劣化していく部分を交換していくことは、現行車を維持する場合と同様に、当然必要なことだと思います。
わたし自身も、誕生後35年を越えた近頃では、どうもモノ忘れがハゲしくなってしまったようで、こうしてWEB上にメンテナンスをネタにすることで、整備履歴を作ろうと思い立ちました。いつか自分で自作コラムを読むとき、かつてを懐かしく思う日が訪れることになるだろうと思っております。
以前に一度、行き付けのオートバイ屋さんでは交換してもらった記憶があります。ただそれがいつのことだったのか、ちっとも思い出せません。そして思い出せないままで、また破れてしまいました。
ここの場合、ああゴムの劣化(ひび割れ)が目立つなあ・・・と思ったときには、もうすでに手遅れとなっているようです。そして今回の場合もやはり、あっという間にヤブレ提灯オバケ状態になってしまいました。
それではブーツ交換をやってみましょう。まずは、フロント回りを分解することになります。
ご存知かと思いますが、W1〜W1S-Aのフロントフォークは、アウタースプリング方式になっております。ゴムブーツを履かせてスプリングやインナーチューブをホコリから守っている格好ですが、そのブーツには案外とストレスがかかっているようです。
わたしの場合、ばらして上から入れるやりかたで、交換作業に突入していったわけですが、この方法でいちばん難儀なのが、ステアリングステム・アッパーブラケットに対して、元どおりの位置にサスペンションを組みこむことでした。
スプリングがインナーチューブの内部に入る「最近の普通タイプ(もちろん正式名称ではありません)」を組み直すのとはずいぶんと勝手が違って、インナーチューブを引っ張りあげる作業が非常にやりづらいのです。スプリングのテンションのせいで、押し込もうとすればするほど、どんどん逃げていきます。
まるでそれは ♪キミはボクから逃げられないのさだって地球は丸いんだもん♪という昔の歌謡曲を思い出させる行為でした。
そこでわたしは、タイ・ダウンベルトを用意しました。スプリングの上部にベルトを通してからアクセルシャフトの穴を通過させて、最後に始端と終端とをループさせておきます。それからサスペンションを、ぐぐぐぐぐっと縮めてからループを締めこんで輪を小さくしました。この状態になれば、作業はあっさりと実現できる運びとなります。
わたしはこのとき、ブルワーカーを思い出していました。これさえあれば、一日15分でモテモテさ って具合のコピーがありましたよね。しかしコピーの細かいところまでは思い出せませんでした。
さあ前輪を取り付け、エアを張ったら出来上がりなのですが・・・・
あーコンプレッサが欲しいよなぁ。
こちらは、1995年に一度自分の手で交換した記憶が残っています。かのW1クレージーズさんから分けていただいた最初の部品となったのは、わたしの場合もコレなのでした。
今回で2回目の交換作業になったわけですが、1996年に手に入れたパーツリストを読むと、このブーツは「オイル式ステアリング・ダンパーAssy」の中に含まれているようで、もともと単体では購入できなかったものなのかもしれません。
W1クレージーズ万歳!!
おそらく、クレイジーズさんがリプロに乗り出さなかったとすれば、プチ・破れ提灯のダブワンがい〜っぱい走ることになっていたのかも知れませんよね。
この作業そのものは、いたって簡単でして、バラして入れかえれば終了です。
リプロ新品のステダン蛇腹ゴム万歳!!
これがUKやらUSAのW1エンスージアストのみなさんにも届けられたことがあって、そのとき送り主さんはとっても感謝されたという、ちょっとイイ話が残ってたりします。