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(副題)進行性ウドン病

わたくしアイリーは、岡山県のちょうどまんなかあたりにある、海沿いの町で生活していまして、四国は讃岐エリアまで、瀬戸内海を挟んで約20キロの場所に住んでいます。

さて、だしぬけに昔の話で恐縮ですが、わたくし学生当時は高松市に所在する讃岐うどん大学に学籍を置いていました。そのころの学生時代の生活で、わたしの嗜好を明確に決定付けてしまったものが3つありました。ひとつはトライアル競技、それからうどん、そしてブルースでした。

ブルースについては、またなんぞの機会にネタにすることにして、トライアルとうどんのお話です。学生とは名ばかりで、ひまを作っては、トライアルの練習に出かけていたものでした。三回生の中頃にトランポを手に入れるまでは自走で移動していたのですが、とにかく行きと帰りのそれぞれで、百円玉を何個か握りしめてはうどん屋にとびこんで、ずずずとカーボ・ローディングしていました。岩だらけのコースを練習したいときは、下宿から南に10キロ下ったところにあるあの店。石灰岩でグリップが悪い壁で練習したいときは下宿から西に20キロ走る途中にある店。濡れた岩盤なら南西に15キロ、ふかふかの砂場なら南東に20キロ。どこをどう走って練習に行っても、うどん屋さんはいたるところにありましたし、どのお店もそれぞれに特色があって、あのころの生活を振り返ると、ことうどんについてはパラダイスでした。

今となっては、うどんを食うために、わざわざ四国讃岐に出向くこともありますが、交通費もさることながら、あのころ大好きだったお店が近頃では週末になると大行列で数十分待ちになることなどを考えると「食いたいときに、さっさと行って、ずずずとすする」ことも、ままなりません。

それならいっそのこと、好みの味のうどんを、自分の家で作ればいいじゃんかということを、思いつきました。はじめの頃は数々の失敗の連続でしたが、やがて完璧なレシピを入手したうえで、本場のプロの手順を盗み見て反映した結果、自分で言うのもなんですが、最近の作品になりますと極めてハイ・レヴェルなウドンを連発することができるという腕前になっております。

たとえば・・・バイクに乗る予定で早起きしたのに、雨だった・・・なんていう休日の朝、そんなときのヒマ潰しには、ちょうどいいかと思います。所要時間は、季節にもよりますけれど、作り始めてから口に入るまでの段取りが良ければ最短で約3時間。案外と、気を配る工程は少ないです。それにお子様がいらっしゃるご家庭では、子供と一緒に遊びながら仕込みをするのも、なかなか楽しいものです。

かけうどんは朝のブルース、どうぞお楽しみください。

You better come on in my kitchen, Babe

It goin' to be rainin' outdoors


− このコラムは、「讃岐風手打ちうどんを、いかにすべて自作するか」 をテーマにしています− 

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