− 第1章 3節 アンビバレンツ−

Feb 10,2000
修正: May 20,2006

じつは、3回目の年男‐であるところのわたしは、会社の命令で成人病の不健康診断を受けさせられました。

そしてその結果としては、限りなく黒色にちかい灰色ということで、見事に不健康の認定ー。とほほほほほほ。

「アイリーさん(仮名)。あんた働きすぎでっせ。もうちょっと、休養しなはれ。それと運動不足。ついでに、ビールとホルモン焼き禁止!」

こんな感じで、担当の医師に、いろいろなお説教を頂戴いたしました。

「あんた。まだ発病してないけど、このままほっといたら、やばいで〜!!」

つまり、バイクに乗れない身体になってしまうかも知れません。

「ビール&ホルモン焼き」と「オートバイ」のどちらかを奪われるという場合、そりゃ、オートバイのほうが大事ですわ。これがないと、それこそストレスで死んでしまうかも知れませぬ。

まあ、「うどん」と「ハイライト」まで奪われたわけではないわけで。

よ〜し、がんばろう。つまりは、生活習慣の改善をすりゃいいんだろ!ビール減らして、肉減らして、仕事減らして、そしてしっかり運動したらいいんだよな〜。

このように、いちおうは気を取り直してみたものです。(わたしが、なんの病気になる怖れがあるのかは、だいたいおわかりですよね。)

じゃあどんな運動をしようかと考えていたとき、ふと、トライアルをまじめにやっていた大学生の頃の記憶が蘇ってきました。そしてそれはTY250Sを少しでも軽くしようと、下宿の駐車場で軽量化作業をしていたときの風景でした。

「軽量化するまえに、自分の軽量化しなはれ。」

と、口のキツイ友人からのコメントを食らったのを思い出しました。

当時、わたしは178cmで70kgという風体でしたが、しかしそれも今となっては、さらに小学1年生一人分に近い体重を背負いこんでしまっていたりする有様ですから、もはや体重を示す単位は、キログラムよりトンのほうが適しているのかも知れません・・・・・。

いやいや、そんなことを書いてる場合ではないのです。このままではいけないのです。

幼少からの憧れ「エルシノアで、林道などを軽やかに走る」ためには、抜重・加重を自在に処理する柔らかい足腰と、それを統べる体力が必要なのです。リア2本サスの空冷2STバイクに乗って、最新モデルの若者たちと勝負する気には、まったくならないですが、「おっちゃん。やるねえ」なんて言われるくらいには、ツッパッてみたいものなのです。

ということで、治療の一環という理由もムリヤリつけることにして、とにかく自転車に乗ってリハビリに励んでみることにしました。

フロントサスをリジッドに戻して、幅広アップハンドルを取り付けたら、トリアルシン(だったっけ)ごっこの始まりです〜。

まずは「ウインドウショッピング」で、格安で譲り受けた中古モトパンを着て・・・ チャレンジ!

うーん。カンはすぐに取り戻せても、持続力が衰えていました。フロントアップも思った高さにならないし、ジャックナイフターンは角度甘いし。。。とほほ。バニーホップなんか3回跳ねただけで、しんどくて足がでてしまう有様。こんな状態ではダニエルなんか、到底できっこなさそうです。

「道は遠くて険しいぜ!ドッペルさん〜!」

泣き言を言いつつも「ドッペルゲンガープロジェクト〜肉体強化編」は、とりあえずスタートしたのでありました。ふう。

■レストア編■

W3レストアの外装関係大作業がほぼ終了したので、すこしずつ「エルシノア×2」の再生作業スペースの用意を始めました。といっても、ただ「お片付け」しただけなのですけれど。

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