−第1章 1節 シンクロニシティ−

Dec 20,1999
修正: May 20,2006

Synchronicity その1

会社で定期購読している雑誌のなかに「メンズクラブ」誌がありまして、ある日なにげなくパラパラとくわえ煙草で読んでいたときのことです。

「なんじゃこりゃ〜?!」

そこには リアルマッコイズ社さんが、エルシノア限定トレーナーの復刻版の販売を始めたという記事が1ページまるごとで紹介されていました。

「ゲラゲラゲラ 誰がこんなの買うんじゃい。」

と、その時(1年くらい前)には笑い飛ばしましたが・・・

Synchronicity その2

最近になって、インナーチューブの修理を請け負ってくださる業者さんが、モトメンテ誌で紹介されました。インナーチューブを旋盤で表面処理をしてから硬質クロムメッキをするといった修理内容で、1本あたり約2万円で直してくれるそうです。

そのときのわたしはW3のフロントサスを修理していましたので、予算不足のためエルシノアには、「まあ次には修理したるでえ」と声をかけたきりでした・・・。

Synchronicity その3

仕事が忙しいのに甘えて すっかり運動不足のわたしは、トライアルをやって昔の体力を取り戻したいなあと考えていました。

「とりあえず自転車でも乗るかあ。でもしんどいなあ やっぱりバイクがいいなあ・・・。」

肉体的な充実を伴うような疲労に、とにかく飢えていました。

Synchronicity その4

1999年の前半は 仕事が本当に忙しくて、わたし自身が精神的に疲れていました。

そんな日々のなかで、日常生活のカンフル剤として自分のwebサイトを立ち上げてしまいました。当初の内容は実にインチキなものでしたが(現在はもっと胡散臭い!)、それはそれで楽しかったものでした。

次第に 拙サイトの内容が濃くなってくるにつれて、いろいろなお客様に訪問していただけるようになりました。そしていろいろな情報をお互いにやりとりできるイイ人間関係ができるようになりました。

そのお客様の中に「2サイクル命!」の方あるいは 「ルーツはオフロード」といった方々が現れました。ご存知、「Deeeeep 」の Aはらださん・しらやまさん・ジローさんをはじめとするお笑いインテリゲンチャ集団のことです・・・。

いろいろなやりとりの中で、エルシノアをなんとかしたいなあということを何度か わたしのほうからメールしたように思います。

そんなある日のことでした。

「エルシノア出たでぇ!」

拙サイトの掲示板に、ジローさんから書き込みがありました。

Deeeeepさんたちに関係の深い方が主催されている「WindowShopping」サイトにエルシノアMT250の売り情報が掲載されていました。

速攻で先方様に連絡をいれたのはいうまでもないことです。

Synchronicity その5

先方様から写真付きでお手紙をいただいたのは、それから2週間後のことでした。

写真の1枚は「実動書類なし。だけど欠品もなし。」というものでした。実物は写真ほどは状態がイイものではないよというコメントが添えられていましたが、いやいやそんなことはないです。上モノですよ。

また別の一枚は「書類付フレーム他ボロボロ部品群 約1台分」が写っていました。

見覚えのある 懐かしささえ感じる部品たちでした。

そして、当初は「1999年内に取りにくる方 限定」という条件つきの縁組だった物件を、ジローさんたちのお力添えをいただいたことで、春まで待ってもらえることになりました。

ここにめでたく商談が成立しました。

しかし ただひとつの障壁をこえなければ、わたしのもとにエルシノアはやって来ません。先方様は、宮城県は仙台市にお住まいなのです。(そろそろ当コラムに付けたタイトルの意味がわかってもらえるかな?!)

SENDAIという場所は言うまでも無く、わたしたちが暮らす岡山県からは、かなり遠い距離です・・・・・。

Deeeeepさんたちは「アイリー君が あらかじめ岡山ナンバー取得しといてから飛行機で仙台にはいって、部品をくくり付けて自走しなはれ!」

きさらさん@仙台在住は「わたしが受け取って、船で名古屋におくるから、それを風俗刑事さんに荷受けしてもらって・・・」

風俗刑事さんは「それを Yuzuru君が大阪まで走らせて・・・あと大阪から姫路はDeeepさんに、姫路からはMeguちゃんに・・・・部品はクロネコでも送ってくれるはずだしね。」

みんな好きなことを言ってくれます!!おもろいやんけェ〜。

でも書類が無いんだから、自走はでけへんのやってば。

Synchronicity その6

実際の計画としては、最近京都に転勤したばかりの後輩「ライフルマン (仮名)」の身柄を拘束することに決定しました。4月になれば、わたしも彼も仕事が落ち着くはずですから。

そのころには土日続けての休日もあるはずなので、金曜の仕事がハネたら即出発。ハイエースをひとりで運転して山陽自動車道〜吹田を経由、京都ICあたりのバス停でライフルマンを乗せてそのままドライバー二人体制で、北陸道→磐越道→東北道・・・・・って、さあいったい何時間かかるか???


ここまでの駄文で、エルシノアのディティールについて、だいたいご理解いただけたことと思います。

とにかくこれで、Kさんのエルシノア(MT250)を生き帰らせることができます。そして、わたし用のエルシノア(MT250)を作ることも可能となりました。

さまざまな出来事が重なりました。それはまるで「誰かが、わたしを後から押しているのでは?!」と感じるくらいに、いろいろなことがありました。

エルシノアCR250にスティーブ マックイーンが乗って走りまわるCMを知っている最後の世代のわたしとしては、幼いころの憧れのもうひとつを実現させたいと思っています。

うん、あれはカッコよかったなあ〜。

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