
たいしたお話ではない。
燃費が40km/lにも届かない、ガソリン大食いのヤマハ・ニュースメイト。90ccのくせに、これはシルクロードよりも悪い。だけど、おおきな前カゴをはじめとして長所も多いから、実に便利なゲタとして、いつも大活躍している。
師匠先生から貰ったのが2006年の6月だった。そうした暑い時期にはまったく気にならなかったことだが、夜が長くなるにつれて問題点が見えてきた。
ヘッドライトだ。
ライトの明るさについてはまったく申し分無いけれども、前カゴに、カバンなど荷物を放りこんでしまうと、夜間には灯りが照射できる範囲が、ものすごく狭くなってしまうのだ。
朝はやい時間に、焼きたてのバゲットなどをカゴに入れてボンジュール、みたいなことをしようとすると、とても危険が伴う。
新聞配達をしているオートバイを見る機会があれば、すぐその特徴に気付くだろうが、ホンダ・プレスカブやらニュースメイトには、前カゴの前にヘッドライトが据えられてある。それから本来のカブやメイトでヘッドライトが仕込まれてあるところには、前カゴの中を照らすことを目的として、ポジション球くらいの電球が常時点灯するようになっている。
それで、うちのニュースメイトだが、新聞配達仕様ではなくて、普通のメイトのように、前カゴののヘッドライトは取り外されてあった。その理由はわからない。
「でも、配線まで潰しているってことはないだろう。」
スピードメーターのケースを兼ねる、ヘッドライト・ケースの中身をチェックしてみた。
「ビンゴ」(どうしても言い回しが古い)
ギボシ端子と圧着プライヤー、それから電線を用意した。適当に必要になるだけの配線を増設してから、CB250RSから取り外した角型ヘッドライトを、メイトの前カゴにセットしてみた。
翌朝。12月の午前6時半は、まだ夜だ。パン屋に向かうメイト。
「あれ??妙に暗いぞ!」
さては配線を間違えているな。この現象には記憶がある。W3を陸運局に持ち込んだときと同じだ。わたしは切り替えスイッチをハイビームにして、手のチカラでライトを下に向きかえることで、その急場をしのいだ。自宅に戻ってプラスドライバを手にする。ギボシの組み合わせを変更するのだ。
よっしゃ。シビエのハゲロンは、ピッカ〜。煌々と前を照らす。これはいいなあ。
それから、ある意味で盗まれても惜しげが無い、ってところがじつにいいなあ。
CBのビキニカウルが使えるかどうか、いちおう考えてみた。空力のメリットはあるだろうか。(嘘)
世にいらんことしいの、ネタは尽きまじ。
じつに業の深いことである。
泣くなんて馬鹿だな 肩をすくめながら
本気になりそうな俺なのさ