ある日突然、わたしは気が付きました。
右側が打っていないじゃねえか〜
それは単に半年近くの間、ガレージ内放置オートバイにしてしまった自分を嘲る言葉にすぎませんでした。
こんな現象が起きるであろうということをすっかり忘れていました。ええ。
本日は継続検査の申請準備をしようということで、車体各部をチェックする作業をすることにしていました。
先日は、ひたすらキック始動を試みましたが、もしかするとそのときになにかダメージをエンジンに与えてしまったのかも知れません。
そしてそのときはエンジンが動いた ということだけに満足しただけでした。なにしろウチのババシャツ号の音は、ある意味「俺の号」「彼の号」よりもラウドなエキゾースト・ノートを奏でるもんで、むやみやたらにブリップさせるのもどうか ということで、せいぜいエンジンが暖まる程度の間しか、動作確認をやらなかったのでありました。
そして今週。
お隣がお留守なのを確認済みなもんで、作業は物干し場で行うことにしました。やはりバッテリはNGの様子ゆえキックスタートをカマしまして、その3発目に火が入りました。
充分に暖まった頃合いを見計らって、チョークノッブを戻そうとしたそのときです。
ぶっしゅん チュィ〜ン・・・・・・
ストールですわ。
ありゃりゃん〜 以前に俺のW1S-Aで経験したことのあるパターンの落ち方だったので、ふと思い立ったままに、左右サイレンサにそ〜っと触れてみました。
右側がつめたいよ〜
いわゆる片肺でした。
すぐに気付けばよかったのですが、爆音EJの暖気ってこんなもんだったよな〜という曖昧な記憶が、わたしの感覚を狂わせていました。
っていうことは、プラグかキャブの詰まりかなどと疑いまして、まずはキャブからテスト開始です。
それはなんてことはなく、プラハンで軽〜くコンコンコンとキャブのフロート室を叩いてみただけですが、その効果たるや絶大なものでして・・・・・・
再始動しましたが、やはり右の排気は、ちっとも暖かくなくてガソリンの臭いがしました。
そうなるとやはり、プラグを次に疑うことになります。
2年前の片肺事件でショップに預けたとき、大将はなにやら複雑なびっくりどっきりメカを出してきて、タンクをオロろさずにプラグを取り外していましたが、ウチにそんなものなど存在していないため自動的に車載プラグレンチのご登場になります。
つまりはタンクを取り外すことにしました。
「ON-PRE-RES」と表記されてあるフュエルコックには、ん〜どうするんやったっけ〜 などと言う具合で依然として慣れないまま、15秒間におよぶ愚考の末に PREじゃなかったら良い という結論を思い出す始末であります。
そしてプラグを外しました。
やっぱりベタベタ真っ黒けっけでした。
めずらしいことに、B系以外の買い置きがウチにありましたので、そいつをキャップに差込み、シリンダヘッドあたりにアースさせた状態で よっこらしょキック をくれてみました。
シュぴパチ シュぽん
スパークしてますねぇ。片肺の原因は、電装そのものというより、ハデにカブっただけのようです。これで安心です。
新しいプラグは一度キャップから外し、ネジ山部分にアンチシーズを薄く塗りつけました。そしておそるおそる車載プラグレンチ(ゴムストッパ付き)に差込み、恐々としながらプラグホールにネジこんでいきましたが、この作業はホンマに気色悪いですわ。
指先でネジの引っかかりをチェックしながら指で締められる目一杯まで行って、最後にレンチでチョイとトルクを掛ける方法しか知らないわたしにとっては、まったく恐怖です。
今度のときのために、ちょうどプラグの碍子部とピッタリする内径のゴムチューブを調達しておこうと、ココロに決めたわたしでありましたとさ。
さて猿人始動です。
一発で始動しました。そして左右ともに火を打ってます。
そしてこのまま、フロート室のガソリンが無くなるまで動きつづけてもらいました。
「いつか機会があれば、メグロK2のエンブレムをジョーク・コピーしてみたいもんですね」
というようなことを、わたしはケインおじさんに話したことがあります。
実はこの日の朝一番のことですが、ケインおじさんはアイリ〜庵に登場なさっていたのでありました。
はい 今日のお土産〜
そんな調子で、メグロK2エンブレム(タンク付き)が 銀輪眩い銀サイドカーのパッセンジャーシートからとりだされました・・・・・・
おっさんおっさん・・・
内心は こんな貴重な資料をお借り受けできることに感謝しつつ、一応はツッコみを入れるわたしでありましたとさ
うーん(うっとり)
強引に仮置きしたメグロK2エンブレム(タンク付き)ですが、こんなにイメージが変わるとは思いませんでした。50メートル離れたなら、シロウトさんを騙すことができるかもしれませぬ。
こうなりますと、アレをナニしたいというムラムラとした衝動を抑えることが、もはやわたしにはできませんでした。
やってしまいました。
モナカをEJに取り付けてみました。
まず右側から仕込んでみたというのは、わたしにも多少の学習機能が備わりつつあるということでしょう(←ジブンで言うな〜!)。
かのメグロK1とメグロK2、そしてW1に取り付けられていたところの通称「モナカ」マフラーを、W1S−A以降のリンケージ式シフト車に取り付けると、ブレーキペダルがマフラーに干渉して、最悪の場合、死に至らしめる怖れがあることは、かつてレポしました(悪魔の辞典「モ」をご参照ください)。
そのときわたしが採った作戦は、ハンマーでモナカをヘコませて、ブレーキの踏みしろを確保するという非常に安易かつ有効な手段でした。音を楽しむためならば外見は少々気にしないさ〜と断言できるくらい、もともとメッキ処理されてあるはずだった表面のコンディションは、BADなのでした。お気楽なもんです
そして今回は、EJでもモナカを使用できるよう、そのヘコミを若干ながら拡大させてしまうことにしました。それから固定用ステーを自作するために、紐で高さ合わせをやりながら、形状の採寸をやってみました。これくらいのモノならば、鉄ノコとドリルとホハンマー程度の工具であっさり自作できると思われます。
そのステーの自作は車検を受けたあとの正月休みに処理する「お楽しみ」に取って置くことにしまして、今日のところはサウンド・チェックです。
なるほど〜。
いいなあコレ!
いいでしょコレ♪
ヤマハ・タウニィのCF風味でひとりごちながら、わたしはメグロとベベルがコラボレーションしたすばらしい世界を得ました。
ああ、しかしこうなりますと、やっぱりモナカの新品あるいは新同品が欲しいよ〜。
やっぱし浜松のあのお方に「リプロしてくだされ」と嘆願書を書いてみようかと本気で願う今日この頃であります。
ひとしきり楽しんだ後は、すこし現実的な世界にもどってみました。
オフィス「しんえもん」から譲りうけた不要品「サソ・ウェーブ」社のステンレスシンクが、先日からウチの庭先に転がっているのですが、そろそろコイツを実用的なモノ−屋外専用洗浄槽−にしてやるべく、わたしはグラインダを手にしました。
やがて切断が無事終了しまして、大容積な洗浄台のアウトラインが切りだされました。
あとは、脚やら排出ホース、それからポンプなどについて考慮していく必要があるようですが、このあたりも、正月休みのお楽しみ「ホームセンターの初売りディスカウント」に掛けてみたいとおもっております。
せっかくグラインダを準備したのもあって、かねてから耳元でアクマが囁き続けていた「ジャンク品エストレアのタンクを切開する」という、オソロシイ行為にも挑戦してみました。
ある意味でEJよりも丸みが大きい分だけ、メグロ〜W1Sテイストの匂いが微かに感じられるエストレアのタンクですが、こいつをなんとかEJに自作取り付けできないもんだろうか・・・・ということを考察するために調達してきたジャンクですが、今日こうしてわたしの手によって、本当にジャンクになってしまいました。
エストレアファンの美奈さん ごめんなさい。
この切開で得たスキルは、きっと何かに役立てることにします〜。
さて、遊び半分の休憩も終えました。
まじめに継続検査を受ける準備をすることにしましょう。
これを直接手に携えるのも、かれこれ2年半ぶりのことになります。
進行性W病が持つこれまでの病歴のなかで、もっとも姑息な行為と言われているところのブッタ切りEJサイレンサを、かつてのPC室兼プチ書斎(現在足の踏み場なし)の棚から取り出そうとしました。
普段、W1S〜W1S-A用サイレンサをひょいと取り出したりするつもりで持ち上げたところ、あまりの感覚的重量のズレから肩がツリそうになったりしながらも、なんとかブツを物干し場まで移動させました。
W3のサイレンサを差し替えたりするときのように、フランジの袋ナットを緩めて少々のアソビを出し、左右にブッタ切りを差し込もうとしたのですが、腹の下にある連結部の関係からか、存外ウマク作業が運びません。なにせ初めての工程ですから。
結局フランジを外しエキパイを外した状態で、まず片方ずつサイレンサを連結させました。
それからフレーム後部にあるマフラーステーに開いた2つのネジ穴を使って、左右を連結し、フランジを固定しました。
そして、排気モレが無いことを確認するため、やっぱりキックにてエンジンを始動しました。
おおっ この音は・・・・
わすれもしない去年の夏、やまわきさんに会ったとき以来、久々に聴くノーマルサウンドだよ〜。
♪髪を切る 靴を洗う
夢を見る 蘇れもう一度
懐かしいようなそうでもないような、そしてヌケが本来のモノに戻ったせいで、少々濃い感じでエンジンは回りつづけております。
さあ、あとは時間をやりくりして、陸運局に行くのみ ですね。
検査ライン上ではノーマル・キャブレターの調整が少々アマくても、それほど大きな問題にはならないでしょう〜。
先日未明に勃発した第438次世界大戦では、その調停会議の場で宣言された勧告について、身を切る思いで受諾した筆者だったが、ある秘密兵器購入に関する稟議だけでも可決されたことには、快哉を叫んだと言う。
その秘密兵器によって一気に未来が拓けるということだがやはり虚言癖のあるマッドダブワンオナニストの言うところのことであるから、その信憑性には乏しいものがある。
けだしそのようなものを手に入れるまえに、きちんと蓄電できるMFバッテリを購入してもらいたいものである。