半袖

ある日突然、わたしは気が付きました。

車検が切れているじゃねえか〜 

それは単に記憶力が弱まっているだけのことかも知れません。

すっかり忘れていました。ええ。 

雨風にさらしたくないという理由で、自宅から何キロか離れた共同ガレージに妻のEJを置いてあるのですが、馬鹿げたことに 近頃ではピカピカの放置オートバイになってしまっております。←いったい何ヶ月放置しているのやら・・・・

ここしばらくのところ、再生・修理中のエルシノアやら誰の号W1SAやらを、TB2号で取りに行く際には、まずEJを車庫から引っ張り出してエンジンをかけたり、コンディションのチェックをしているのですが、実際の走行はまったくしていません。 車両の保管状態についてだけは確かに良い環境のおかげで、汚れることもありませんし とりわけ不具合は発生していないようです。

しかしながら、継続検査を受けに行く時間を作り出すヒマがありません。お金もありません。

そして・・・・・・一番不足しているのは、情熱なのかも知れません。

けれども、売り飛ばしてしまうイキオイも持ち合わせていません。

勇気が無いから、痴漢にもなれない・・・・ふう  

という有名なヒトのネタを思い出しつつ、じゃあいったいどうすれば良いのか自問する日々を過ごしている次第であります。

どうしましょう。

拙サイトのヘヴィ・ゲストの美奈さんにあっては、冒頭の書き出しからここまでをご覧になって、きっと「やれやれ。また始まりやがったか・・・」などど言いつつ、苦虫を噛みつぶしていることでしょう。

そうなんですよ。

こちらも ぼちぼち再開していきたいと思っています。

実のトコロを申し上げますと、今年(H13)になってから、ど〜もEJのほうに気が向かなかったんですよ・・・・・。

それはですね、今年の春ごろですが、EJで走ってたんです。そんでですね そういうときに限って、W1系とすれ違ったりしちゃうんですよね。

っていうかすれ違っちゃいました。

んで、わたしは何気に会釈したんですね。

そしたら そのW1S−A橙のおじさんは フフン とハナで笑う仕草をしたんですよ。

いや。そうしたように見えただけなのかも知れないんですけどね。

クソっとばかり、わたしのほうでも思わずチッと舌打ちしちゃいましたね。

なんだかな〜。

じつに不愉快でしたね。

諍いごとを好しとしないわたしですから、W1Eでバィ〜ンと走るときにEJと出会ったら、いつも先に会釈くらいはしているんですよ。そしてそのEJライダーも たいがいそれを返してくれたりするもんなのですが・・・・・・・

もしかしてもしかしてもしかして わたしがwebですれ違うこともある誰かに不快感を与えることもあるかも知れないよな〜 −そう思った瞬間、テキストエディタに向かう手が止まってしまっていた次第なのであります。

って言うか、正味のトコロ、W650フィーバーが席巻しているなかで、自論EJネタをズケズケと展開し続けるのはいかがなものだろうか と思ったんですね。だけど一旦は鞘からずんべらと抜き取った刀を戻すのもどうかと思ったので、既出のネタはそのまま放置プレイにしてみました。

W650が市販されてから、イヤーチェンジ・マイナーチェンジが施されてしまうくらい時間が経ちましたね。

そのせいか最近、中古オートバイ市場に ずいぶんとW650のタマが出てきているように感じます。

風が止まった気がします(病)

日本中のいろいろなところで、風が止まっているのでしょうか?いいえ、きっと全部が止まっているわけでは決して無いのでしょう。

そして ここ岡山県倉敷市某所にあっては、逆風が吹き荒れていることは 美奈さんにもご存じのとおりでしょう。

トコロにより一時暴風雨 の「トコロ」のド真ん中で、わたしはナイトメアにウナされておりました。

妻がW3に乗っちゃったりなんかしちゃったりする日が ホントに来てしまった現在にあって、うちのEJのレゾンデートルとは いったい何なんだろう? 

もはやその役割は果たしてしまったのかな?

冷めてしまったのかな?

萎えたのかな?

EJ売っ払ってパンペーラ買うか〜? などなど悩んだり、いろいろ考えたりしていました。

やがてようやく結論は出ました。

W650で遊ぼう。

そしてたっぷり時間をかけて わたしなりに味付けしたチューンを施すのだー。

(ここでやおら立ち上がるなり机をドンドンと叩くとすれば、椎名誠さん風味になります。)

ともかく まだまだヤリ足らないことはあるし、手放してしまったあとで後悔するのは避けたいものです。

♪ 愛しつづける勇気をわたしはそれでも捨てない

なんだかすこし熱くなってきました。

楽しみながら大切にしていくという方向性だけを明確にしておけばよいのです。

確かに、わたしにとって一番大切なオートバイではないということには腰が引けてしまいますけれど、今のところ妻にとっては一番ラクチンで楽しいオートバイなのですから。

「大切なのは情熱(エンスージャズム)です」by サミーミラー

ある日ガレージに別の用事で出向いたわたしは、EJに語りかけてみました。 (擬人法)

い〜つ〜も〜す〜ま〜な〜い〜ね〜 わたしさえ こんな性格でなかったら おまえさんも幸せだったろうに〜

その日の午後のことです。

行きつけの珈琲工房の、ちょうど乗用車が1台やっと停められる大きさの駐車場にクルマを停め、その店で買い物をする妻を待っていました。娘はバックシートで深い眠りに就いていましたので、わたしは子守り係をしていたのでした。

車窓から見える風景をぼんやり眺めていました。そしてわたしは道路をはさんで向こう側にあるガソリンスタンドに、子持ちラインが入ったファイアボールが停めてあることに気づきました。

やがて妻が戻って来ました。

わたしはジムニーのステアリングウィールを握り、Uターンしました。

車内は 焙煎したての芳香に満たされていました。

そして、さっきまでニューヨークステーキだと思っていたオートバイは、ゼファー750でした。

「ん あ・・・」

本日の(買い物は)ブルース3連発にしてみました!! と言う妻の言葉を流して生返事を返しているわたしのアタマのなかには、グルグルとユラユラと また止しときゃイイのに新たなイメージが湧きあがってきておりました。

そうだ その手があった!!

ゼファーに専用リプロパーツ(ヘンな言い回しだよなぁ)を装備してコンプリートで販売している店が、我が家からわりあいと近所にあるのですが、うちにも、リプロパーツではないですが汚いながらもダブリュワンのオリジナルパーツ=中古部品ともいう=が累々と存在しているのです。つまりそのまま使うならば、材料も一応揃っていることになります。

おお。

これはおもしろいかも〜 などと思っていると、ナビシートにいる妻は、珈琲屋の屋号がスタンプされてある紙袋の中から、それぞれに100グラムぶんの珈琲豆を詰めたジップロックファスナー袋を取り出していました。それからその袋に貼りつけてあるタグシールに手書きした文字を 読み上げはじめました

いつもの「藍のBLUES BLUES」と 新作の「BLACK BLUES」と それから「藍のBLUES BLUES TAKE2」ってのを選んできたケド、このネーミングってホントに○△□の言いがかりに 限りなく近いわよね〜 

(ここまで書いたら何処の店なのかは、判るヒトにはわかるかもしれん)

そうそう それそれ。 

まったくそうだ。 こんなん言うたもん勝ちの世界じゃ。

「現代に蘇る▽▽ワン」 

ぷぷぷ いいねえ 

もしかすると風向きが変わるかも知れませんよね

これで悪夢に苛まれることは無くなるかもしれませんよね・・・・・ 

まず基本的には、外見重視でイキます。

やっぱり見た目が大事 なのです。

オートバイの性能を直接的に損なわない部分としては、W1S-Aの腐れグサグサのリアフェンダーを切り貼りして、利用するかもしれません。あるいは、W1Sステンレス・フロントフェンダーを流用する・・・・これは簡単に実行できそうですけれどもあんまりやりたくありません。

W650の「軽さ」という特性を損なう恐れがありますが、彼のオートバイ号から取り外したW3の前輪やらブレーキをうまく使って、くらげさんの持ちネタ「W650RS」を具現化する・・・・なんてのも可能となっているわけです。

それで具体的には一体何をやっていくのかについてですが

  • サイレンサ交換(またかよ)
  • 前後フェンダー交換
  • タンク交換
  • サイドカバー交換
  • サイドカバー交換
  • テールレンズ交換
  • ヘッドライトおよびナセルの交換

このくらいをイジれば、けっこうな味が出てくるような気がしております。

なせば成る ナセルはアラブの昔の大統領 ってヤツです。

現在、その作業を実現させるために、EJがウチに帰ってくる場所を作ったり技術的な不足について、各方面に問い合わせしたりしているところです。

ある程度準備が整うのは、おそらく年明けになるでしょうから、正月休みの間隙をぬって継続検査も受けてこようと思っております。

■解説■

筆者は どうやら東京モーターショーに出展されたところのW650トラッカーについて、いたく感激したらしい。とりわけそのタンクの塗色を見て強くインスパイアされた模様である。

雨後の筍のごとく繰り出される様々なサードパーティ部品には眉ひとつ動かすことはなかった筆者であるが、あのタンクだけは欲しい と、思わず声を漏らしたそうだ。

ちなみに同じ記事で紹介されていた25○TRという文字とその車体写真を垣間見たその刹那、せっ成敗してくれるわと刀の柄に手がかかってしまったらしい。がしかしである。紹介文に「バイソン」という文言を見つけられないことを悟ったとき、他愛ないものよのう とそれまでの狼狽を諌め、おとなしく仕事に戻ったと伝えられる。そのとき筆者は、職場にて残業中だった。乱心はご法度であろう。

余談ではあるが、計画を細君に打ち明けたとき、お金はかけないでねと言われたらしい。ああ判ってるよと答えたそのときの目が泳いでいるのを見咎められ それが原因と思われる第437次世界大戦が勃発したということである。

けだし大風呂敷を広げるまえに、せめて車検くらい通しておいて欲しいところである。

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