ブラストを打つ際、各部をマスキングしてからコトに臨んだが、それも空しく、かなりの箇所にメディアが侵入し、付着していた。
油差しに灯油を入れ、勢いよく握りこんで圧をかけ、それから各部それぞれを洗い流しては、エアブローするという作業を、淡々と1時間ばかり繰り返した。オイルライン・ネジ穴・平面部・摺動部のすべてについて、まんべんなく掃除していくという、地道かつ重要な作業なのである。
アルミ受皿(本来は給食用ゼリー入れ)に見られる 赤茶色の部分は・・・
やがて、ガーネットサンドの赤茶色やらガラスビーズ特有のキラキラ粒子やらを目視 あるいは触感では発見できないレベルまでキレイにしたところで、パーツクリーナ(ワコーズBCジャンボ)をスプレーして仕上げた。何箇所かの摺動部とボス兼オイルライン部には、やはりエンジンオイルを塗布しておいた。
続いて、クランクシャフトベアリングの圧入をする。
木製の引き出し付の棚(貰い物)を2個、約3cmの隙間を置いて並べているものが、おれの作業台なのだが、タイミングギアが収まる方を下面に向け、棚の隙間にボスが納まるようにケースを置いた。
「クランクシャフトベアリングホルダ」 を内側から組み付ける。
最後に ポンチで ビス1個に対して2箇所をカシめて緩み止めにする。
作業中のケースを、天地逆に置いた。つまり裏返しにした。
ベアリングを圧入する工具を持たないおれは、例によって古いベアリングを治具にして、慎重にアウタレースのみを 銅ハンマーで叩いていった。
打音が変わり、目視でもピッタリとプレートに達していることを確認して、今度は蓋の格好になる、クランクシャフトベアリングホルダ を、やはり同様にビスで止めて締めてカシめた。
さっと全体をエアブローしてから、これもまた、黒いゴミ袋に仕舞った。