地肌の油シミ・錆びを落とすには、
作業パターン1 真鍮ブラシで磨く
外装部品のアルミ部分に泥や小石が付着してさえいなければ、真鍮ブラシで磨くと 元々が梨地だった表面は、みるみるうちにキレイになる。ただ、奥まった部分を磨くのに、ブラシの柄がじゃまで 作業しづらいことがあったり、ブラシの柄(鉄製)が干渉して、却ってキズを入れるおそれもある。
作業パターン2 サンドブラストを ジブンでする
ガーネットサンドでブラストした後で、ガラスビーズで仕上げる。最後には 入念な洗浄作業(オイルライン内部など)が必須となる。
また 事前にブラスト処理したくない部分には、マスキングすることもできる
作業パターン3 ブラスト業者に出す
おれは この作業をプロに出した経験がまだないが、その際にはマスクしたいところなど、細かく打ち合わせが必要なのかもしれない
しかしながら、キチンとした業者さんのところに預けたなら、かなりの効果が期待できそうだし、後処理=残留メディアが一切ないので=も 楽チンだろう。
先日 つねさんのガレージにお邪魔した際、現在再生途上にあるW1S−Aシリンダヘッドを拝見させてもらったことがある。ウエットブラストが施されていて、その仕上り具合の美しさを見て、おれは腰を抜かした。
余談であるが、そのときには しんえもんさんがZ1で同行していた。
つねさん所有Z1のキャブレターの吹け上がり・ツキの良さについて、しんえもんさんは腰を抜かしたそうである。
それでは、自分でサンドブラストを実行してみることにする
おれが持っている100V駆動・0.75馬力・20リットルのコンプレッサでも、作業できないことはないのだが、残念なことにパワー不足である。
パワーが不足するとどうなるか、一応述べると 以下のようになる
やはり短時間で効率良く作業を進めるためには、大型コンプレッサが必要だと思う。3馬力くらいは欲しいし、タンクも50リットルくらいは欲しいところだ。
マスキング
ブラストしたくないところ あるいは ブラストメディアが付着・残留して欲しくない部分について、事前に紙やガムテープなどで目隠し処理をする。
今回おれが選んだ、マスキング箇所を一覧にすると 下記のようになる
注意1
マスキングにあたって、ガムテープがしっかりと粘着するように、表面を脱脂するわけだが、それにあたっては、金属表面の油皮膜が無くなるということなので、鉄の部分を脱脂するのは避けたほうがいいと思う。うっかりしていると赤いサビが・・・・
注意2
ブラストメディアの吐出するチカラで、マスキングが吹き飛んだり 穴が開いたりすることがあるので、ガムテープは2〜3層くらいにしたほうがいいようだ。
実際の作業にも、いろいろコツがあるのだろうが、ひたすらメディアを吸い上げて 部品に吹き付けていく、無知とはなんとも気楽なものである。
まずは 粗く仕上げるために ガーネットサンドで全体を一皮剥く。終わったら、エアブローして、全体にまだ付着しているメディアを吹き飛ばす。
続いて、ガラスビーズで最終仕上げをする。そして、やはり最後に、メディアをエアブローする。
マスキングにガムテープを使っているので、テープのヘリに付着しているメディアまでは完全に落とすことは至難の業となる。
そこで、細心の注意をもって メディアのカスが内部に入り込まないように、ガムテープを剥がしていく。
もう一度洗浄
細心の注意を払いながらマスキングを剥がしても、おそらくメディアは内部に侵入してきている。
シリンダ以外の部品については キレイな灯油やパーツクリーナで洗い、エアブローする必要があるだろう。そして摺動部分には必ず潤滑油を塗って、新品のポリ袋をかけておき、組立まで保管する
耽々とした、地道な作業なのである・・・・