
偉そうな文体で、セル&キック始動のシルクロードを組み立てたときの顛末記を「爽快編」に残しました。その内容というのが、絶滅しつつあるシルクロードを保護する方法について、できるだけシンプルに説明する、というかなり深刻なものでしたから、どうしてもかなり真面目に記述せざるを得ないわけでして、なんだか気負いのせいか疲れて、やや自家中毒に陥っていたわたしでした。ここいらあたりから再びフザけることで、本来のスタイルに戻したり、余計な改造を施したり、つまりジブン好みのカタチに持っていくことで、エエ感じにしていこうと今のところ考えております。どうぞよろしくお付き合いください。
拙サイトの前例に倣って、シルクロード版の"お笑い「悪魔の辞典」カオスのデマ"なるコラムを設けてみるのもよいのかも知れませんが、もはやそこまでの気力が湧くこともないので、ネタのなかにそっと混ぜてみようと思います。ま、軽く読み流してください。いつものように。
わたしが進行性ダブル病のほかに「ちりとてちんシンドローム」に罹っていたのが、つい二年ほど前の2007年の10月ごろでした。それはなんのことはないTVドラマで、いわゆるNHKの朝ドラ「ちりとてちん」という番組で、奇跡の脚本とその確信犯的ミスマッチの配役が、半年間(特に始めの二ヶ月)わたしをシビれさせてくれたものでした。あのドラマがどれほど他のものと比較して凄いのかということは、数多のウエブサイトやブログに残されていたりして、ある意味「伝説」となってますが、このタイミングでアイリー的にわざわざ後発なのにネタにしようとしているのには理由があります。
そうなんですよ、かわさきさん。シルクロードが「ちりとてちん」に映っていたのですよ。ほんの一瞬ですけど。
リアルタイムに放映していたのを視聴したその瞬間わたしは画面上にCT250Sがあったことに気付いていたのですが、あれからずいぶんな時間が経った今でも、ウエブ上のエキセントリックでヒステリックなブログなどには未だシルクロードの話題がのぼってきませんから、そーっと拙サイトのコラムに書いておくことにします。
NHK朝の連続ドラマってのは毎週月曜から土曜までの帯時間で、毎日15分の番組というフォーマットは不動で、その第3週か4週の土曜日で終わりごろのシーンだったと思います。福井県小浜市から一旗揚げようと大阪に出た娘役を、母親役が連れ戻しに来たもののそれを断念して、娘が母親を駅に送る道すがらのワンシーンでした。画面右にシルクロードが止まっていたんですね。物語の設定は1990年あたりでして、わお!時代考証は完璧!!と喜んだ瞬間、後ろを2000年式あたりの白っぽいトヨタ・マジェスタが、右から左にガー。「だ、台無しだあ〜」と思ったものです。
嗚呼、以知玄人道。その道中の陽気なこと♪
時に海に沈むこともある共同ガレージに、たまたまコロがっていたキャブレター「京浜VE07」をシルクロードに取り付けることができるかどうか試してみることにしました。VE07ってのは、いわゆる負圧式のキャブで、シルクロード/CB250RSオリジナルの京浜PD28について特にハゲしく不満があるというわけでもないのですが、在庫にあるから使ってみようと思った次第です。いきあたりばったりですが、その行動に年齢が伴っていないことなんて、重々承知のうえです。
このキャブは、CBX250Sの純正品でした。かつて、友人「PA屋の社長」がRD350の足回りを改造するためにどこぞから引っ張ってきた部品取りの車体があって、それがCBX250Sだったのです。エンジン回りは不要だということでプレゼントされてしまっていたわけのですが、そのことをわたくし、すっかり忘れておりました。先日ガレージの整理整頓に出向いたとき、奥になにか不思議な物体があるなあと思ってホコリを払った瞬間、記憶が蘇ってきました。「あ、これは俺のだ」
CBX250Sって、ご存知ですかね。CBX250RSでもなく、もちろんGB250でもありません。CBX250RSは、RFVCのDOHC4バルブ単気筒でツインキャブ仕様でした。その外装を英国旧車風に味付けし直したのが、ロングセラーモデルとしてよく知られていまるGB250(クラブマン)です。CBX250Sってのは、あの頃クラブマンの影にひっそり隠れた単気筒スーパースポーツでした。125cc級の車体に250ccエンジン、でも超不人気だったのがCBX250S。新幹線と揶揄されたカウルのついたCBX250S、どうもこれがカタログスペックでは27馬力らしいのです。羊の皮を被った狼、といったところでしょう。27馬力SOHC4バルブRFVCを統べるキャブが京浜VE07、これは面白いことになりそうです。
シングルキャブ仕様の4サイクル単気筒250ccエンジンで、しかも同じメーカーでほぼ同じ世代のものだったら、キャブの口径なんかも同じじゃないかなと思って京浜VE07をシルクロードのインマニにあてがったら、どうやらポンと付きそうな雰囲気が漂い始めました。
詳細は端折りますが、負圧キャブのオーバーホールは初めてだったもので、おっかなびっくりで作業は進んでいきます。
組み立てる際、チョークにすこし細工をしました。クラブマンなどもそうでしたが、CBX250Sのチョークレバーはハンドルの左スイッチあたりに仕込まれてあって、ワイヤー引きでキャブのチョークを操作します。
キャブを変えるとチョーク操作が変わってしまいました。シルクロードのチョークノブをそのまま流用することはできません。そこで、と表現するのが妥当なのか、ついでと言えばよいのかわかりませんが、かねてからわたしがシルクロードのチョークノブについて感じていた矛盾を解消することにしました。
わたくしハタチの頃ですが、イーハトーブTL125とかTY250スコティッシュに乗っていました。コースまで自走して行って、ミラーやらライトをはじめとする保安部品を、ちょいと外して野山を走りまわって楽しんでいたものでした。簡単に取り外し・取り付けができる仕組みが便利でしたし、そういった手軽さが受けて、第二次トライアルブームの裾野を拡げたのだと聞きます。さてシルクロードですが、フロントまわりの保安部品の取り付け方法がエルシノアとかイーハトーブのそれに酷似しているんですよね、ただしチョークを除いて。シルクロードのスピードメーター取り付けステー左横にチョークノブを取り付けるステーがあって、フロント部の保安部品を取ると自動的にチョークも一緒に無くなってしまうわけで、何らかの工夫を施さない限りエンジン始動困難に陥る恐れもあるのです。うっかり草ダートトラックコースに出ることもままなりません。
今回やったチョークの細工というのは、VE07のチョークをワイヤー引き仕様から直接ノブで引くものに変更しました。別のジャンクキャブからの移設です。そのドナーは三国TMでした。RM125('90頃)についていたものでした。
どんな性格のキャブレターなのか楽しみです。加速ポンプが無くなったわけですからもしかすると燃費が向上するかもしれません(未確認)。
前述したとおり、わたしはガレージの整理をしているところで、CBX250Sエンジンも処分対象になっています。いきなり廃棄するのもどうかと思いまして、なにかシルクロードに流用できそうな他の部位はないかと調査してみましたが、何一つ互換のありそうなものは見つけられませんでした。
でも、RFVCという機構はどんな仕組みなのか、という解剖実験の検体にはなっていただけそうなので、工具を持って立ち向かってみました。
再び組み立てるかも知れないので、取り外したボルトなどの整理整頓は必須です。段ボールにエンジンを輪切りした絵を描き、所定の場所に突き刺します。
なるほどなるほど、たいへんややこしいメカがロッカーケースに収まっていることがわかりました。このメカの存在が、高圧縮のエンジンを支えたり、燃焼室内での炎の伝播を促進したりしているわけなのですね。
ところで、このジャンクなCBX250Sエンジンですが、どなたかご入用ではありませんかね。今ならマフラーもお付けすることができます。メインハーネスもあったかも知れません。このエンジンって、ボア×ストロークはXLR250Rと共通らしいですね。それとかセル付きXLX250Rを画策するならチャンスです。またFTR250のセル関連パーツ取りぐらいにはなるかもしれません。クラブマンSOHC化の材料とかにもいかがでしょう。互換性について、さほど自信はありませんが。(この項削除)
なお、この一式は、海水に沈んではおりません。その点はご安心ください。ただし湿度が高めの土間で長年熟成されていたせいで、外回りは粉を吹いてます。われこそは、というかたがいらっしゃいましたらサイト内BBSにご一報ください。木箱に入れてお送りします。送料だけはご負担ください。(この項削除)
今のところ、ある時期を過ぎれば、予告なしで廃棄処分しようと考えています。(この項削除)
エンジンは群馬県の有志に、マフラーは岩手県の有志に、それぞれがドナドナと相成りました(2009年9月16日)
短距離ライダーの憂鬱・失笑編。中年の行動 終了