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Regacy Contents「憂鬱編」1999-2006

「爽快編」2009

「失笑編」2009〜


with HONDA SILKROAD

改訂:Jun 20,2009

わたしが高校生だった1981年、ホンダからシルクロード CT250Sというオートバイが発売されました。それがどんなオートバイだったかと申しますと、いろいろな意味で画期的なオートバイだ、と言えるオートバイでした。その諸元については本田技研のウエブサイトに、くわし〜く記述されてありますので、そちらをごらんくださればよろしいかと思います。転載した情報だけでスペースを埋めるのはどうかと思いますしだいたい面倒ですし。

さてこのコラムでは、ウチのシルクロードの個体についてのお話を取り上げてみたいと考えております。画期的なオートバイを、さらに画期的なオートバイにモディファイしていくという、画期的という文言を「先に言ったもの勝ち」と履き違えた画期的なコラムです。

高校生の当時、わたしはミニトレで裏山を駆け回りCB50JXで街を徘徊していました。そうして遊びまわっていたことや友人関係の記憶以外は、あのころのことはほとんど残っていません。でも、たったひとつだけですが、高校の教室から持ち帰ったことがあります。三年間も通っていて、たったひとつというのもどうかとは思いますが、ある教師の言葉が、わたしのなかに今でも燦然と輝いて残っています。でもこういうのを金言っていうのでしょう。

「諸君の注意を喚起するため、設問にあえて間違えてある箇所をわざと設けている」

英文法の定期考査テスト、ある日の光景

教室の監督は、クラスの副担任だった体育教師。エンマ帳の表紙には近在の競輪場の宣伝キャラクター「タマちゃん」のステッカーがドーンと貼られているという豪傑。おおらかな時代だった。そうしたユルい校風のわが母校に似つかわしくないタイプの英語教師がおひとりいらっしゃった。その偏差値向上に腐心する姿は高校生には滑稽に映った。体育教師と英語教師は、誰が見てもすぐに分かるくらい反目していた。そのくらいわかりやすい構図だった。

試験だから一度は各教室を問題責任者の教師が巡回する。問題に取り組んでいるわたしたちのクラスのドアが開いて、英語教師が言った。

「問題1のなにがしに、訂正箇所がある」 苦い表情で続けた。

「これは諸君の注意を喚起するため、あえてわざと間違えてあ〜る」

教室に、豪快な大爆笑が響いた。体育教師のものだ。

以来、お二人の関係が、すこし和らいだような気がしたし、わたしもすこし見る目が変わった。負け惜しみにもいろいろあるなあ、ってことを勉強させてもらったのだから。お二人ともすでに故人である。

ボクの好きなセンセイ、ボクの好きなオジサン♪


さて、シルクロード。ウチのシルクロードが我が家に来たのは、それが十分に熟成を重ねた後の1996年のことでした。拙サイト「進行性ダブル病」では1999年頃から、コラム「短距離ライダーの憂鬱」というタイトルで、シルクロードのいちユーザーのインプレッションを、無責任にぐだぐだと展開してきましたが、2009年になって、いろいろと思うことがありました。なにを思ったかと申しますと、もはや情報の真偽が混沌としている玉石混交のウエブにあって、拙サイトの当コラムさえも埋没しているのではないかということに気付いたのです。なんとかして周囲の環境を整えて、ここいらでイッパツ気分を変えることができるなら、シルクロードを将来的に長く愛でる方法について、当コラムがヒトツの真実に光をあてることができるのではないか、そしてニセ情報でないから埋没することはありえないはずだと、思ったのです。

そこで、これまでに書いたレガシーコンテンツをぜんぶ「憂鬱編」としてひとまとめにして横にどけることにしました。それから「爽快編」と題して、ウチのシルクロードのファインチューンに関するコラムを、部位別に展開することにします。

憂鬱編は、シルクロードに施した試行錯誤について駄文を綴ったものです。その折々に思いついた仮説とか、それに基づいてとった行動の履歴ですから、間違ったことを記事にしている箇所も平気で存在しています。わたしの思うカタチにたどり着いた現在なら、それが間違いだったということもわかるわけなのですが、あの当時のジブンの熱意に敬意を表し、あえてその間違いは残しておきます。どこが訂正するべき箇所なのか判別できるなら、なかなかの腕前の持ち主ですね、あなたは。

わたしも、ボクの好きなセンセイの真似をして言いましょう。

「諸君の注意を喚起するためにわざと、間違ったことを書いてあ〜る…」

そんなことを言いつつも、じつに間違いだらけのコンテンツだしすでに陳腐化している内容だったりするので、残すことを決めたとは言え、それを決めたわたしは憂鬱なのです。


爽快編は、シルクロードの仕様に関する世間の誤解や巷のデマゴーグを蹴散らすことを目論んで取り組んだドキュメンタリです。同じオートバイ、しかも同じ個体の話題ですから、内容に重複する箇所が多々ありますが、その点についてはご容赦いただきたいと思います。同じようなトラブルを抱えた経験があるかたが読んで、気分が爽快になるような情報を満載することを心がけてみました。事実の列挙というカタチですからシルクロードに関する情報について、ウソは一切書いていません。だから作者のわたしも爽快なのです。


どうしてもわたくしアイリーは、なにか余計なことをやらないと気が済まないのです。病的です。笑ってやってください。

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